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1. ILUKAとは

ILUKA (Interface for Lvs Under KeepAlived) とは、keepalivedの操作を行うためのウェブインタフェースです。

Linuxで負荷分散システムを構築する時、LVS (Linux Virtual Server) を使用することができます。LVSはHTTPやSMTP等を提供するサーバの負荷分散を実装することができます。 keepalivedはLVSと連携して動作するオープンソースソフトウェアであり、LVSが負荷を分散するサーバを監視して、正常に動作しているサーバを負荷分散対象に追加したり、障害が発生したサーバを負荷分散対象から切り離したりすることができます。

ILUKAは、keepalivedの設定の操作を行うことができます。keepalivedが管理するバーチャルサーバやそれに紐づくリアルサーバの追加・削除等を行うことができます。 視覚的な操作で負荷分散設定を行うことができます。 ILUKAは、postLDAPadminのフレームワークを使用して動作します。

1.1. システム構成

ILUKAのシステム構成は下図のようになっています。

システム構成

システム構成

1.2. ILUKAを利用するメリット

ILUKAを利用すると次のようなメリットがあります。

  • バーチャルサーバやリアルサーバの設定を視覚的に行うことができます。
  • バーチャルサーバ・リアルサーバの有効・無効設定を行うことができます。

これにより、メンテナンスが必要なサーバを一時的にサービスから切り離すといった操作を容易に行うことができます。

  • ウェブインタフェースから操作するため、Linuxの知識がなくても利用できます。
  • 複雑な設定の必要がありませんので、手軽に導入することが可能です。
  • オープンソースソフトウェアだけで、安全で便利な負荷分散システムを構築することができます。
    • (Linux + LVS + keepalived + ILUKA)

1.3. 画面構成

ILUKAのウェブインタフェースの画面構成は下図のようになっています。

画面構成

画面構成

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