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オープンソースソフトウェアの導入で気にすべきところ ~OSSのライセンス~

システム管理のつぼ(2016年8月号)

システム設計部 利波 健二

OSSを利用する際にまず考えることは、導入しようとしているOSSがどんな機能を持っていて、それが自社のシステムとして妥当なものかを評価することです。しかし、OSSを採用する上で、別の観点で調べるべきポイントがあります。

OSSは「フリーソフトウェア」であり、自由に何に使ってもよいソフトウェアと思っていないでしょうか。OSSは、無制限に自由に使ってよいというソフトウェアではなく、ラインセス条項が設定されています。代表的なものにGPL(Gnu General Public Licence)やBSD Licenceなどがありますが、プログラムの改変に対してルールが定められています。OSSは、ソースコードが公開されているため、読むことができますし、修正を加えることも可能です。このソースコードがGPLで公開されている場合、その修正されたソースコードもGPLが適用され、ソースコードの公開を求められます。

また、個人的な利用であれば無償で使えますが、サービス等の商用で利用する場合に条件を付けているソフトウェアもあります。

もし、ライセンス条項に違反していたら、どうなるでしょうか。

ソフトウェアの利用に関する是正勧告などが来るかもしれません。状況によっては、訴訟ということもあるかもしれません。訴訟ということになると、時間は多くとられますし、違反という結果となれば、ラインセンスの遵守の徹底指示や損害賠償といったものに発展するかもしれません。

こういったことになると、企業のイメージにも影響が出ることは避けられません。そのため、OSSの利用に際しては、ライセンス条項を確認して利用することはとても重要であることが言えます。

実際の選定については、基盤となるLinuxディストリビューションをそのまま利用することで、一つの対策となります。その場合、個別にインストールしたソフトウェアのみ確認をとれば良いことになります。また、Linuxディストリビューションや個別にインストールしたソフトウェアのサポートに入ることで、その問題の確認等はすべてサポートに保証してもらうという手もあります。これは、結果的にOSSコミュニティへの貢献にもなっていると言えますので、ぜひ、検討してください。

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