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リハーサルをしよう

システム管理のつぼ(2018年12月号)

ソリューション開発部 恒川 稜平

手順を作成し実際に作業をしてみたら、想定よりも多くの時間がかかったり予期せぬ動作をしたりという経験はないでしょうか?
経験上、私もそのようなことが度々ありました。作業の影響範囲すべてをあらかじめ想像するのはとても難しいです。作業において予期せぬ動作を防ぐためにはリハーサルをすることをお勧めします。

弊社では、以下のような順番でリハーサルを行っています。

(1) 手順を作成する。
(2) 検証環境を作成する。
(3) 作業手順通りに検証環境で作業を行う。
(4) 何か問題があれば手順を修正して(3)に戻る。

リハーサルを行うメリットは大きく2点あります。
1つ目は想定していない影響を発見できる可能性があるという事です。手順通りに実行し、想定外の動作を発見することができた場合には、手順を修正することでより安全性を高めることができます。

2つ目は作業にかかる時間が分かることです。サービスの停止が発生する作業では特に作業時間は重要かと思います。事前にリハーサルを行うことで実際の作業に近い時間を想定することができます。

一度リハーサルを行うと、自信をもって本番作業を実施することができる精神的なメリットもあります。特に重要な作業を行う際には、リハーサルを行ってみることで時間の特定や作業の安全性をあげることができるので、試してみてはいかがでしょうか?

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