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業務の自動化 〜 システム管理のつぼ

ソリューション開発部 倉田 隆規

昨今の働き方改革で労働時間について、多く取りざたされています。働き方改革では、残業時間の上限に関して、原則として月45時間・年360時間という具体的な数値が設けられています。従来、残業時間で対応していた仕事も設けられた時間内に収まるように対応する必要が出てきました。業務を効率化できるような対応方針をご検討されている方も多いのではないでしょうか。

その中でも業務の自動化による、時間短縮が注目されています。これまで人間が手動で行っていた作業を機械に任せ、業務の効率化を実現するというものです。

例えば、以下のような業務を自動化することができます。

例1:ユーザ管理の自動化

ユーザのIDやパスワードの発行・削除などの定型的な業務があります。そういった業務を人間の手によって行っていると、単純作業に時間を費やしたり、人為的な誤りが発生します。ユーザ管理を定期的に実施するシステムのバッチ処理に任せることで自動化の実現ができます。

  • 自動化によるメリット
    • 業務量の削減
    • 人為的誤りの抑制
例2:クラスタによる自動化

保守業務では、サーバに障害が発生した際、障害からの復旧作業があります。そういった業務をすべて手動で実施していると、夜間や休日に障害が発生した際には、時間外労働で対応しなければなりません。冗長構成のクラスタシステムを導入することで、メインのサーバに障害が発生し停止してしまった場合でも、自動でバックアップサーバにメインのサービスを移行し、稼働することができます。デージーネットでは、自動でシステムの切り替えが行えるクラスタシステムの提案、導入を行っています。

  • 自動化によるメリット
    • 夜間・休日の対応が不要
    • 緊急対応が不要(勤務時に障害調査やメインのサーバのメンテナンスを実施できるため)
  • その他
    • サービスの継続が可能

現在の業務を機械に任せることにより、時間の効率化を行うことができます。業務効率の改善に、業務の自動化やクラスタ化をご検討されてみてはいかがでしょうか。

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