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1. KeaKeeperとは

1.1 概要

KeaKeeperは、Internet Systems Consortium社(以下ISC)が開発したDHCPサーバ「Kea」を管理するためのWEBインタフェースです。 Keaは、広く使われきたISC DHCPの後継として生まれたDHCPサーバです。 その特徴のひとつとして、DHCPのリース情報やDHCPのホスト予約の情報を、データベース(MySQL/PostgreSQL/Cassandra)で管理する機能があります。 KeaKeeperは、Keaが利用するMySQLの情報(DHCPホスト情報、DHCPリース情報等)の参照や更新かつKeaの設定ファイル(サブネット、共通ネットワーク等)の追加や更新や削除をWEBインタフェースから行うことができます。

1.2 KeaKeeper機能

KeaKeeperには以下の機能があります。

  • DHCPのリース情報の検索
  • DHCPv4/DHCPv6のサブネットの管理
    • DHCPのサブネットの追加
    • DHCPのサブネットの削除
    • DHCPの貸出範囲の追加
    • DHCPの貸出範囲の更新
    • DHCPの貸出範囲の削除
    • DHCPのオプションの追加
    • DHCPのオプションの更新
    • DHCPのオプションの削除
  • DHCPv4/DHCPv6の共通ネットワークの管理
    • DHCPの共通ネットワークの追加
    • DHCPの共通ネットワークの編集
    • DHCPの共通ネットワークの削除
  • DHCPv4/DHCPv6のホスト予約情報の管理
    • DHCPのホスト情報の追加
    • DHCPのホスト情報の更新
    • DHCPのホスト情報の削除
    • DHCPのホスト情報の検索

1.3 KeaKeeperを利用するメリット

Keaのバックエンドとしてデータベースを利用することで、以下のようなメリットを享受できます。

  • ファイルベースでDHCPのリース情報を管理するよりも、DHCPのリース情報の検索が素早く行える
  • ファイルベースでDHCPのホスト情報を管理するよりも、DHCPのホスト情報の検索が素早く行える
  • 複数のKeaで同じデータベースを参照することができる。つまりKeaを複数台配置することでDHCPのロードバランシング構成で動作できる
  • データベースの冗長化をすることで可用性を高めることができる

しかしながら、Keaにはバックエンドのデータベースの値を参照・更新するためのユーティリティが、整備されていません。 管理者にとっては、データベースを直接操作するのは、非常にリスクを伴う作業です。 KeaKeeperを導入することで、このデータベースの管理作業を安全に行うことができます。 具体的には以下のようなメリットが挙げられます。

  • webインタフェースから操作するため、Linuxやデータベースの知識がなくても利用できます。
  • 複雑な設定の必要がありませんので、手軽に導入することが可能です。
  • データベースへ登録する値を検査するため、誤入力によるDHCPサービス停止の可能性を低減できます
  • Keaが払いだしたIPアドレスの情報(DHCPリース情報)を素早く検索できます
  • サブネット毎にDHCPのホスト予約の情報を参照できます
  • DHCPのホストの一括登録や、既存ホストのDHCPオプション情報をコピーするなど、効率的に作業が行えます

1.4 KeaKeeperの制限事項

KeaKeeperには、現段階で以下の制限事項があります。
  • DHCPサーバの情報を格納するデータベースの対応はMySQLのみです
  • KeaKeeperとはサブネットの追加オプションを登録する場合、1つオプションが複数の値の設定には対応していません。

1.5 システム構成

KeaKeeperのシステム構成は図[*]のようになります。
図: KeaとKeaKeeperを使用したDHCPシステムの構成図
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2018年11月6日