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LinuxOS利用企業の約4割が現在もCentOSを利用 一方、今後利用したいLinuxOSは AlmaLinuxとRocky Linuxが半数を占める結果に

2022年8月25日 プレスリリース



LinuxOS利用企業の約4割が現在もCentOSを利用
一方、今後利用したいLinuxOSは
AlmaLinuxとRocky Linuxが半数を占める結果に

2022年8月25日
株式会社デージーネット

オープンソースソフトウェア※1(以下、OSS)に特化したIT企業である株式会社デージーネット(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:恒川 裕康)は、2022年7月15日、2022年7月22日に開催した当社主催の「LinuxOS(※2)最新情報2022版」セミナーの参加者(77名)に対し実施した『今後利用したいLinuxOSについてアンケート調査』の結果を公表します。

利用OS

(※1)オープンソースソフトウェア
オープンソースソフトウェア(略称:OSS)とは、無償で利用でき、ソースコードが公開されているソフトウェアのことです。

(※2)LinuxOS
ソースコードが公開されている、オープンソースのOSです。

調査背景

CentOS Linux 8(※3)(以下、CentOS8) が2021年12月末でサポートが終了しました。これに伴い、新しいLinuxOSの開発プロジェクトがいくつか発足しています。

株式会社デージーネットでは、CentOS8のサポートが終了して半年が経過した今、企業ではどのOSが利用されているのかを調査すべく、現在利用しているLinuxOSおよび、今後利用したいLinuxOSについてアンケートを実施しました。

(※3)CentOS Linux 8
CentOS Linux 8は、Red Hat Enterprise Linux 8と同じソースコードから作られた無償のディストリビューションです。

調査結果まとめ(有効回答数: 46)

今後利用したいLinuxOS 現在利用しているLinuxOS
AlmaLinux(※4) 36% CentOS 39%
Rocky Linux(※5) 20% Red Hat Enterprise Linux 21%
Red Hat Enterprise Linux 17% Ubuntu 14%
Ubuntu 10% AlmaLinux 9%

(※4)AlmaLinux
AlmaLinuxは、RHELのクローンとして開発されたOSで無償で提供されています。
既にRHEL/CentOS互換のCloudLinux OSを提供している実績のあるCloudLinux Inc.という企業が母体となっており、この知見を活かしてAlmaLinuxの開発を行っています。

(※5)Rocky Linux
Rocky Linuxも、RHELのクローンとして開発されたOSです。Rocky Linuxのプロジェクトは、CentOSプロジェクトの創始者であるKurtser gregoryを中心に発足しました。Rocky LinuxはRHELから商標やプロプライエタリなソフトウェアを取り除いた無償のディストリビューションです。

今後のLinuxOSとして注目されているのはAlmaLinuxとRocky Linux

今回のアンケート調査で、今後利用したいLinuxOSとしてAlmaLinux(アルマリナックス)とRocky Linux(ロッキーリナックス)が合わせて56%と、半数を超える回答でした。

AlmaLinuxは、現在利用していると答えた企業は9%でしたが、今後利用したいLinuxOSでは最も多く36%の回答を集めました。またRocky Linuxも、現在利用していると答えた企業は少なく、わずか4%でしたが、今後利用したいと答えた企業は20%と2番目に多く、AlmaLinuxとRocky Linuxが非常に注目されているOSであることが分かりました。

現在利用しているLinuxOSは約4割がCentOS

一方で、現在利用しているLinuxOSのうち、約4割がCentOSを利用していることが分かりました。

CentOSは、Red Hat Enterprise Linux(以下、RHEL)の完全互換を目指した無償のLinuxディストリビューションです。CentOSは書籍の出版数も他のディストリビューションよりも多く、RHELの互換OSとして先端の技術も安定したものを取り入れており、日本国内では非常に人気のあるディストリビューションでした。

しかし、2020年12月にCentOS8の終了が発表され、CentOS8の公式サポートは、2021年12月末で終了しました。CentOS8の前のバージョンであるCentOS7の公式サポートも、2024年6月末で終了する予定です。実際、アンケート結果でも、現在利用しているLinuxOSとしてはCentOSが最も多いですが、今後利用したいと答えた企業はわずか2%でした。

このことから、CentOS8のサポート終了を受け、CentOS8の代わりに、どのLinuxOSを利用するか決めかねている企業が、まだ公式サポート期間内であるCentOS7を利用していると考えられます。

CentOSの代替としてもAlmaLinuxとRocky Linuxが注目される理由

今回のアンケート調査から、現在CentOSを利用している企業が代替OSとして注目しているOSは、AlmaLinuxとRocky Linuxであると考えられます。株式会社デージーネットでは、CentOSの代替OSとしてAlmaLinuxとRocky Linuxが注目される理由には、大きく以下の2つがあると考えます。

  1. コミュニティベースで開発されているOSである

    CentOSが終了する背景には、企業の意向が強く影響していると言われているため、CentOSからの乗り換えOSには、コミュニティベースであることが重要視されています。AlmaLinuxもRocky Linuxも共に、RHELのクローンとしてコミュニティベースで開発されているOSです。

  2. リリース速度が速い

    AlmaLinuxはリリース速度が非常に早く、RHELでのソフトウェアアップデート後、1日程度でアップデートが提供されることも多いです。マイナーリリースも高速ですが、メジャーリリースもRHEL9のリリース後、約1週間でリリースされるという驚異的な速度でリリースが行われています。
    Rocky Linuxは、AlmaLinuxには若干劣りますが、RHELのアップデート後翌日から1週間程度でリリースされていることが多く、CentOSよりも速いスピードでリリースが行われています。
    つまり、Rocky LinuxやAlmaLinuxは、RHELの互換OSとして、先端の技術も安定したものをいち早く取り入れることができます。

これらの理由から、CentOSからの乗り換えOSとしても、今後利用したいOSとして、AlmaLinuxとRocky Linuxを注目している企業が多いと考えられます。

デージーネットでの評価

株式会社デージーネットでは、Rockey Linux とAlmaLinuxを、以下のポイントを基に調査検証を行い、評価としてまとめています。調査報告書として無償で公開しておりますので、是非ダウンロードしてご覧ください。

  1. RHEL/CentOSと比較した使用感
  2. ソフトウェアの提供体制
  3. アップデート提供スピード
  4. CentOS8からの移行方法
  5. Rocky LinuxとAlmaLinuxの比較

調査報告書URL:https://www.designet.co.jp/download/#OS

デージーネットのサービス

1. システムの構築

デージーネットでは、Snipe-ITのインストールや構築が不安な企業向けに、構築サービスも提供しています。デージーネットで利用しているOSSは多岐にわたり、お客様に合ったOSSでシステム構築を行うことが可能です。

2. 導入後支援サービス

デージーネットでシステムを構築した場合、OpenSmartAssistanceという導入後サポートを提供しています。継続してシステム管理のサポートを行うサービスで、以下のようなサポートがあります。

  • Q&A(インストールした OSS やソフトウェアの利用方法に関してのご質問にお答えします。)
  • セキュリティ情報提供
  • 点検とチューニング
  • 障害調査、障害回避
  • 障害時オンサイト対応
  • 障害時システム再構築
  • 運用サービス
  • ソフトウェアのアップデート

会社概要

会社名: 株式会社  デージーネット
代表者: 代表取締役  恒川 裕康
本社   : 〒465-0025  愛知県名古屋市名東区上社四丁目39-1
資本金: 4,000万円
URL   : https://www.designet.co.jp/

<一般の方からのお問い合わせ先>
https://www.designet.co.jp/contact/

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