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WebインターフェースでLinuxサーバの設定ファイルを管理できる『Cockpit-Config-Editor』8月27日より無償公開

2025年8月27日 プレスリリース

WebインターフェースでLinuxサーバの設定ファイルを管理できる
『Cockpit-Config-Editor』8月27日より無償公開

2025年8月27日
株式会社デージーネット

オープンソースソフトウェア(※1)(以下、OSS)に特化したIT企業である株式会社デージーネット(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:恒川裕康、TOKYO PRO Market:371A、以下 デージーネット)は、Linuxサーバを管理するためのOSSである『Cockpit(コックピット)』と組み合わせることで、設定ファイルの編集やバックアップ管理、復元操作をWebインターフェースから簡単に行うことができる『Cockpit-Config-Editor(コックピットコンフィグエディター)』を2025年8月27日より無償公開しました。『Cockpit-Config-Editor』は、『Cockpit』のプラグインとして動作する設定ファイル管理ツールです。

Cockpit-Config-Editorイメージ

(※1)オープンソースソフトウェア
オープンソースソフトウェア(略称:OSS)とは、無償で利用でき、ソースコードが公開されているソフトウェアのことです。

『Cockpit』とは

『Cockpit』は、Linuxシステムのサーバを管理するためのOSSです。『Cockpit』を利用することで、各システムの負荷やアクセス量のデータ監視など、サーバ管理に必要な作業をWebインタフェースから行うことができます。そのため、Linuxシステムの管理・運用の負担を軽減することができます。

『Cockpit』の課題

『Cockpit』は、アプリケーションと呼ばれるプラグイン/アドオンをインストールすることで、利用できる機能を追加することができます。そのうち、Red Hat Enterprise Linux 9.5(※2)から新たに追加された『Cockpit Files(コックピットファイル)』というプラグインでは、サーバの設定ファイルの編集をWebインタフェースから行うことができます。

ただし、『Cockpit Files』は多くの機能が提供されている反面、ユーザに関係のない設定ファイルも表示されることがあり、また設定ファイルの内容も判別しにくいため、一部ユーザにとっては使いづらいという課題があります。

(※2)Red Hat Enterprise Linux
Red Hat Enterprise Linux とは、Red Hat 社によって開発、販売されているLinuxディストリビューションのことです。

『Cockpit-Config-Editor』無償公開開始

そこでデージーネットでは、Webインタフェースから設定ファイル管理ができる『Cockpit』のプラグイン『Cockpit-Config-Editor』を、2025年8月27日より以下のURLで無償公開します。

https://github.com/designet-inc-oss/Cockpit-Config-Editor外部サイトへ

『Cockpit-Config-Editor』の導入メリット

設定ファイル管理ができる『Cockpit』のプラグイン『Cockpit-Config-Editor』を導入することで、以下のメリットがあります。

1. サーバの設定ファイル管理を容易に行える

『Cockpit-Config-Editor』を利用することで、従来はコマンドラインでしか操作できなかった設定ファイルを、Webインタフェース上で操作することができます。そのため、技術者でなくても簡単にLinuxサーバ管理を行うことができます。

2. 設定ファイルを操作できるユーザを制限

『Cockpit-Config-Editor』では、Linuxのアクセス制御によってユーザのファイル編集権限が決まります。そのため、適切なアクセス権を持つユーザのみに必要なファイルを操作させることができ、安心してサーバ管理を行うことができます。

3. 必要なファイルだけを対象にできる

『Cockpit-Config-Editor』は、あらかじめ設定したファイルだけを編集することができます。システムの運用に必要なファイルのみを登録しておくことで、ファイルを探す手間がなく、また他のファイルを誤って編集するリスクも減らすことができます。

デージーネットのサービス

『Cockpit』はOSSのため、無料で入手できます。さらに、今回デージーネットが公開する『Cockpit-Config-Editor』も無料で公開されているため、完全に無料でLinuxサーバ管理ツールを利用することが可能です。しかし、自社でインストールしたり、構築を行うことが不安という企業も多いです。デージーネットでは、そうした企業向けに様々な支援サービスをご用意しています。

  1. システムの構築

    デージーネットでは、『Cockpit』や『Cockpit-Config-Editor』を使って管理しやすいシステムを構築するサービスを提供しています。デージーネットで利用しているOSSは多岐にわたり、お客様に合ったOSSでシステム構築を行うことが可能です。

  2. 導入後支援サービス

    デージーネットでシステムを構築した場合、Open Smart Assistanceという導入後サポートを提供しています。継続してシステム管理のサポートを行うサービスで、以下のようなサポートがあります。

    • Q&A(インストールしたOSSやソフトウェアの利用方法に関してのご質問にお答えします。)
    • セキュリティ情報提供
    • 点検とチューニング
    • 障害調査、障害回避
    • 障害時オンサイト対応
    • 障害時システム再構築
    • 運用サービス
    • ソフトウェアのアップデート

参考URL

Cockpit〜Linuxサーバ管理のOSS〜

Cockpit(コックピット)とは、Linuxシステムのサーバ管理用WEBインタフェースです。ここでは、Cockpitの特徴や採用するメリット、Cockpitの役立つ機能について紹介します。

→詳細はこちら

OSS情報(Cockpit)

Cockpitのアプリケーション

Cockpitには、アプリケーションというアドオン機能が存在します。アプリケーションを追加することで、Cockpitで新たな機能が使えるようになります。ここではCockpitのアプリケーションについて紹介します。

→詳細はこちら

OSS情報(Cockpitのアプリケーション)

会社概要

会社名: 株式会社デージーネット
    (TOKYO PRO Market  証券コード:371A)
代表者: 代表取締役  恒川 裕康
本社   : 〒465-0025  愛知県名古屋市名東区上社四丁目39-1
資本金: 4,000万円
URL   : https://www.designet.co.jp/

<一般の方からのお問い合わせ先>
https://www.designet.co.jp/contact/

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