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「シングルサインオンの導入状況と課題」に関する調査を実施 導入企業の7割が「ログインの手間削減」を実感

2026年5月19日 プレスリリース

「シングルサインオンの導入状況と課題」に関する調査を実施
導入企業の7割が「ログインの手間削減」を実感

シングルサインオン未導入が約4割、ログイン管理の負担が顕在化

2026年5月19日
株式会社デージーネット

株式会社デージーネット(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:恒川 裕康)は、2026年2月に開催された展示会にて、来場者を対象に「シングルサインオン(※1)の導入状況と課題」に関するアンケート調査を実施しました。本調査の結果、シングルサインオン未導入企業が約4割を占める一方で、「ID・パスワード管理の負担」を感じている回答が42.9%にのぼるなど、ログイン管理の課題が浮き彫りとなりました。また、シングルサインオン導入企業の7割が「ログインの手間削減」を実感しており、導入効果の高さも明らかになりました。

シングルサインオンの導入状況

小数点以下を四捨五入しているため、合計は一致しない場合があります

(※1)シングルサインオン
シングルサインオン(略称:SSO)は、1度のユーザIDとパスワードの認証により、組織(管理ドメイン)を超えて様々なシステムの認証を行えるようにする技術です。

アンケート実施の背景

近年、業務システムやクラウドサービスの利用拡大に伴い、従業員一人あたりが扱うID・パスワードの数は増加しています。その結果、ログイン管理の煩雑化やパスワード使い回しによるセキュリティリスクが課題となっています。一方で、シングルサインオンは、こうした課題を解決する手段として注目されていますが、実際の導入状況や現場の課題については十分に明らかになっていません。

そこでデージーネットでは、シングルサインオンの導入状況と課題、導入効果の実態を把握するため、本アンケートを実施しました。

シングルサインオンの導入に関する結果 サマリー

  • シングルサインオン未導入は39.8%、導入済み(全社+一部)は38.2%で、ほぼ拮抗している
  • ログインの困りごと1位は「ID・パスワード管理の煩雑さ」(42.9%)
  • シングルサインオン導入企業の70.2%が「ログインの手間・時間が減った」ことを実感
  • 一方、未導入企業では「費用対効果が見えにくい」(29.2%)が最大の障壁
  • 今後の導入方針は「分からない」が50.8%と、判断を保留している層が多数

アンケート調査概要

調査期間 :2026年2月25日(水)〜2026年2月27日(金)
調査方法 :Japan IT Week【名古屋】での会場調査
調査対象 :当社ブース来訪者(企業担当者)
実施数  :127名
有効回答率:96.9%
有効回答数:123名

アンケート調査結果詳細

1. あなたの組織では、シングルサインオンを導入していますか?

  • 導入していない          39.8%
  • 導入済み(全社)         27.6%
  • 分からない            19.5%
  • 導入済み(一部部門・一部システム)10.6%
  • 検討中              2.4%

シングルサインオンの導入状況

小数点以下を四捨五入しているため、合計は一致しない場合があります

シングルサインオンの導入状況については、「未導入」が39.8%と最多となりました。一方で、「全社導入」(27.6%)および「一部導入」(10.6%)を合わせると38.2%となり、導入済みの企業と未導入企業がほぼ拮抗する結果となりました。このことから、シングルサインオンは一定の普及が進んでいるものの、依然として導入が進んでいない企業も多く、普及は過渡期にあることがうかがえます。

2. ログインの困りごとを教えてください。(複数回答可)

  • ID・パスワードが多くて管理が大変  42.9%
  • 特に困っていない          35.7%
  • セキュリティ上の不安(使い回し等) 14.3%
  • 異動・退職時のアカウント管理が大変 12.2%
  • パスワード忘れ等で業務が止まる   11.2%
  • 二重ログインが多く面倒       7.1%

ログインの困りごと

ログインに関する困りごととして最も多かったのは「ID・パスワードが多くて管理が大変」(42.9%)でした。業務システムや利用サービスの増加に伴い、ログイン管理の負担が最大の課題であることが分かりました。

3. (Q1で「導入済み」と回答した方のみ)シングルサインオン導入後の実感について教えてください。(複数回答可)

  • ログインの手間・時間が減った            70.2%
  • セキュリティ面で安心感が増えた           27.7%
  • パスワード忘れが減った               19.1%
  • 運用(異動・退職など)が容易になった        10.6%
  • 期待ほど効果を感じない               4.3%
  • 不便・課題が残っている(例:一部システム未対応など)4.3%
  • その他                       4.3%

SSO導入後の実感

シングルサインオン導入企業では、「ログインの手間・時間が減った」が70.2%と突出しており、多くの企業が導入による業務効率化を実感していることが分かりました。

4. シングルサインオン導入のハードルを教えてください。(複数回答可)

  • 特にハードルはない/分からない 39.3%
  • 費用対効果が見えにくい     29.2%
  • 既存システムとの連携が不安   19.1%
  • 社内の合意形成が難しい     16.9%
  • 何から始めるべきか分からない  13.5%
  • 運用(ID管理/権限)が大変そう  10.1%

SSO導入のハードル

シングルサインオン導入のハードルについては、「特にハードルはない/分からない」(39.3%)が最多となりました。具体的なハードルとしては、「費用対効果が見えにくい」(29.2%)が最も多く、導入判断に必要な効果の可視化が課題となっていることがうかがえます。

5. 今後1年間のシングルサインオンの方針があれば教えてください。

  • 分からない         50.8%
  • 優先度は低い/予定はない  18.6%
  • 現状維持(すでに十分)   17.8%
  • 一部で試したい       11.0%
  • 全社で拡大したい/拡大予定 2.5%

今後1年間のSSO導入方針

小数点以下を四捨五入しているため、合計は一致しない場合があります

今後の方針では「分からない」が50.8%と最多となり、導入判断を保留している企業が多いことが分かりました。シングルサインオンの導入・拡大に向けては、導入効果や費用対効果を具体的に示すことが重要になると考えられます。

考察

本調査から、シングルサインオンは一定の導入が進んでいるものの、依然として未導入企業が多く、導入は過渡期にあることが分かりました。

特に注目すべきは、「ログイン管理の負担」を感じている企業が多く存在する一方で、「費用対効果が見えにくい」「導入判断ができない」といった理由から導入が進んでいない企業の割合が多い点です。また、導入済みの企業では「ログインの手間や時間が減った」などの効果が明確に実感されており、シングルサインオンの有効性自体は高いことが示されています。

これらの結果から、シングルサインオンの普及をさらに進めていくためには、導入によって得られる効果を具体的に可視化し、費用対効果を明確に示すことが重要であると考えられます。また、いきなり全社導入を目指すのではなく、小規模な範囲での検証(PoC)から段階的に導入を進めるアプローチも有効といえます。さらに、既存の業務システムやクラウドサービスとの連携に対する不安を解消するための支援体制の整備も、導入を後押しする重要な要素になると考えられます。

Keycloakで実現できること

本調査では、シングルサインオン導入における具体的なハードルとして「費用対効果が見えにくい」という回答が最も多く挙げられました。シングルサインオンの必要性を感じながらも、導入コストや投資判断の難しさが障壁となり、導入に踏み切れない企業が多い実態が明らかになっています。

こうした課題に対する解決策の一つとして、オープンソースの認証基盤「Keycloak」があります。Keycloakは、シングルサインオンに必要な基本機能も標準で備えており、シングルサインオンに加えて、多要素認証(MFA)、シングルログアウト(SLO)、ユーザや権限の一元管理、パスワードポリシー設定など、企業の認証基盤として求められる機能を網羅しています。Keycloakはオープンソースソフトウェア(※2)(以下、OSS)で提供されているためライセンス費用がかからず、ランニングコストを抑えながらシングルサインオンを実現することができます。

またKeycloakは、多くのソフトウェアで使用されている認証プロトコルであるOpenID ConnectやSAMLに対応しています。そのため、既存の業務システムや各種クラウドサービスとも連携しやすい点も大きな特徴です。LDAPやActive Directoryとの連携にも対応しており、既存の認証基盤を活かした導入も可能です。

Keycloakを活用することで、コストを抑えつつ柔軟かつ拡張性の高い認証基盤を構築でき、シングルサインオン導入におけるハードルを下げながら、ログイン管理の効率化とセキュリティ強化を同時に実現することが可能となります。

(※2)オープンソースソフトウェア
オープンソースソフトウェア(略称:OSS)とは、無償で利用でき、ソースコードが公開されているソフトウェアのことです。

デージーネットのサービス内容

KeycloakはOSSであるため誰でも利用することができますが、企業へ導入するにはある程度の知識や技術が必要となります。また、「導入して終わり」ではなく、障害などトラブルが発生した場合やセキュリティの問題が発見された場合に備え、継続利用するための運用も重要です。デージーネットでは、「作ってから使い終わるまで」をコンセプトに、以下のようなサービスをご用意しています。

  1. システムの構築

    デージーネットでは、Keycloakをはじめとして、OSSを活用した認証基盤の構築支援を行っています。デージーネットで利用しているOSSは多岐にわたり、お客様に合ったOSSでシステム構築を行うことが可能です。

  2. 導入後支援サービス

    デージーネットでシステムを構築した場合、Open Smart Assistanceという導入後サポートを提供しています。継続してシステム管理のサポートを行うサービスで、以下のようなサポートがあります。

    • Q&A(インストールしたOSSやソフトウェアの利用方法に関してのご質問にお答えします。)
    • セキュリティ情報提供
    • 点検とチューニング
    • 障害調査、障害回避
    • 障害時オンサイト対応
    • 障害時システム再構築
    • 運用サービス
    • ソフトウェアのアップデート

参考URL

Keycloak〜IdP・シングルサインオンを実現する注目のOSS〜

Keycloakは、複数のサービスへのサインインを一度で行うことができるOSSです。ここでは特徴や機能について紹介します。

→詳細はこちら

OSS情報(Keycloak)

会社概要

会社名: 株式会社デージーネット
    (TOKYO PRO Market  証券コード:371A)
代表者: 代表取締役  恒川 裕康
本社   : 〒465-0025  愛知県名古屋市名東区上社四丁目39-1
資本金: 4,000万円
URL   : https://www.designet.co.jp/

<一般の方からのお問い合わせ先>
https://www.designet.co.jp/contact/

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