Fedora18 & CentOS 5.9
今月の気になるオープンソース情報(2013年2月号)
フロンティア開発部 米山陽介
○ Fedora18
2013年1月15日、Fedora 18(開発コード: Spherical Cow)がようやくリリースされました
Fedora 18では、Gnome 2 と近い使用感を持ったデスクトップ環境「Cinnamon」「Mate」がサポートされ、Gnome 3 に慣れないユーザーにも安心してお勧めできるものとなりました。また、Fedora インストールをアップグレードするための新しいツールである、Fedupが実装されました。「fedup」パッケージをインストールし、「fedup-cli」コマンドを実行することでFedora 17から18へのアップグレードが簡単に行えるようです。
仮想化環境の強化も行われており、OpenStack, Eucalyptus, CloudStack及び、Open Nebula も採用されております。
○CentOS 5.9
CentOSプロジェクトは17日、CentOS 5系の最新版となる「CentOS 5.9」を公開しました。
CentOS 5.9では仮想化周りの強化やパッケージの更新などRHEL 5.9で導入された新機能が追加されおり、プロジェクトが独自に行ったパッケージの更新や削除なども実施されている模様です。
RHEL 5.9は1月8日に公開されており、RHELクローンであるScientific Linuxはまだリリースされていません。
RHEL系のディストリビューションのアップデートが続いています。今後もアップデートや新機能の情報には注意していく必要がありそうですね。