メールマガジン

OSSのパラダイム(協調の原則)

システム管理のつぼ(2014年6月号)

ソリューション開発部 田村彰吾

デージーネットマガジン9月号にてOSSのパラダイムについて紹介させていただきました。今月号は、「協調の原則」について紹介していきます。

オープンソースソフトウェアは、他のソフトウェアとの連携を意識して開発される傾向が強いです。連携を意識して開発されているというのは、標準的な仕様(ISOやRFC)に準拠しているということです。

その理由としては、標準的な仕様に準拠すると、他のソフトウェアとの連携が容易になります。連携しやすい仕組みを作っておくことで、システムをより便利にすることが可能になります。また後々になって現れるかもしれない、より良いソフトウェアと組み合わせて使える可能性もあります。

具体的な例として挙げられるソフトウェアはたくさんありますが、デージーネットで実績の多いソフトウェアでは、OpenLDAPが挙げられます。OpenLDAPはLDAPプロトコルに準拠したLDAPサーバです。システム間の統合的なユーザ管理に使われるだけでなく、PostfixやDovecotなどのメール関連のオープンソースソフトウェアと連携して使われることも非常に多いです。

こうした特徴をデージーネットでも上手く活用しています。
「上手く」というのは、ソフトウェア同士をなんでも連携させれば良いというわけではありません。連携が複雑になればなるほど、その後のメンテナンスや担当者の引き継ぎが大変になります。また連携することによって引き起こされる障害もあります。

そのため、複数のソフトウェアを連携させる場合には、可能な限りシンプルな構成で最大の効果を生み出すことが、非常に大切なポイントになります。
単にシステムを構築するだけでなく、要件の実現から管理まで見据えてソフトウェアの選定や構成を考えることで、より安定的でメンテナンス性の高いシステムが出来上がるのです。

デージーネットマガジン2014年6月号記事一覧

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