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8. 運用中の操作

本章では、VPNの接続状況を確認や、VPN接続を強制停止、ユーザーを管理者に昇格/降格させるなど、運用中の操作について解説します。

8.1. デバイス接続状況を確認する

ここでは、VPN接続に使用するデバイスの接続状況の確認について解説します。

Firezoneでは、ユーザーがデバイスを通じて、最後にVPN接続した日時等を確認することができます。 デバイスの接続状況を確認するには、左メニューの Devices をクリックします。

Firezoneのデバイス一覧

登録されているデバイスの一覧が表示されます。 ここでは、以下の情報を確認することができます。

  • Name
    • デバイス名
  • User
    • デバイスに紐づくユーザー
  • Tunnel IPv4
    • VPN接続時に払い出されるIPv4アドレス
  • Tunnel IPv6
    • VPN接続時に払い出されるIPv6アドレス
  • Remote IP
    • VPN接続元のIPアドレス
  • Latest Handshake
    • 最後にVPN接続した日時
  • Transfer
    • デバイスが作成されてから転送されたデータ
  • Public key
    • 共有鍵
  • Created
    • デバイスの作成日
  • Updated
    • デバイスの最終更新日

また、ユーザーを選択することで、ユーザーごとのデバイス接続状況を確認することもできます。 以下は、user01に割り当てられているデバイスの情報です。

Firezoneのデバイス一覧

Devices の項目で、デバイス一覧で確認した情報と同じ情報を確認することができます。

8.2. VPN接続を強制停止する

Firezoneでは、ユーザーのVPN接続を停止することができます。

Note

VPN接続の停止は、ユーザーごとに行うことができます。
デバイスごとの停止はできません。
なお、VPN接続の停止は認証方法に関わらず、共通の手順で設定変更が可能です。

ユーザーのVPN接続を停止するには、メニューの Users をクリックし、 VPN接続を停止したいユーザーを選択します。

Firezoneのユーザー一覧

ユーザーの詳細画面中央にある VPN Connection を無効にします。

FirezoneのVPN接続無効

設定は自動で保存され、すぐに適用されます。 ユーザーがVPN接続をしている場合、切断までには多少のタイムラグがあります。

確認ダイアログが表示されますので、問題なければ OK を押します。

FirezoneのVPN接続無効確認ダイアログ

VPN Connection が無効になります。

FirezoneのVPN接続無効状態

これでユーザーのVPN接続が停止されます。

8.3. 管理者の管理を行う

Firezoneでは、一般ユーザーを管理者に昇格/降格することができます。

Note

管理者への昇格/降格は、認証方法に関わらず共通の手順で設定変更が可能です。

一般ユーザーを管理者に昇格/降格するには、メニューの Users をクリックし、 変更したいユーザーを選択します。

Firezoneのユーザー一覧

ユーザーの詳細画面中央にある Promote or Demote User を変更します。

Firezoneの管理者権限変更ボタン

ボタンの表記によって昇格/降格が変わります。

  • Promote : 管理者に設定する(昇格)
  • Demote : 一般ユーザーに戻す(降格)

設定は自動で保存され、すぐに適用されるため、確認ダイアログが表示されます。 問題なければ OK を押します。

Firezoneの管理者権限変更確認ダイアログ

昇格した場合は、次回の処理が降格となるため、ボタンの表記が Demote になります。

Firezoneの管理者権限変更後

これで管理者への昇格/降格は完了です。

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