構築事例:PostgreSQLサーバ冗長化
Postgres、pgpoolで冗長構成されたWEB-DBシステムを、DRBD、heartbeatを使ったシステムに置き換えることで性能向上を実現しました。
- お客様が悩まれていた課題
- アクセス数が多く処理が間に合わない
- 正常にデータ登録ができない場合がある
- 頻繁にデータメンテナンスが必要
- 夜間対応などの運用負荷が高い
- +導入企業プロフィール
- ★
導入企業業種
情報・通信(東京都)
ユーザー規模
不明(10万人以上と思われる)
利用OS
Linux(CentOS5)
導入月
2009年10月頃
デージーネットが提案した「PostgreSQLサーバ冗長化」
heartbeatとDRBDにより、PostgreSQLデータベースを冗長化
非常にアクセスが多いコンテンツ配信システムで、当初に想定した構成ではうまく運用できていませんでした。既存システムは、PostgreSQLとpgpoolという負荷分散プロキシソフトで構成し、複数のデータベースにデータを複製し、負荷分散していました。しかし、正常にデータが登録できない場合があり、頻繁にサーバ間でデータの差分が発生し、非常に運用負荷が高くなっていました。
安定性、冗長性に加え、拡張性(スケーラビリティ)を確保
heartbeatとDRBDにより、PostgreSQLデータベースを冗長化し、これを更新専用のデータベースとしました。多くの参照リクエストに対応するために、slonyによるデータベースのレプリケーションを行い、参照用データベースを複数設置することで負荷分散するようにしました。
性能テストの結果に基づき改善方法を提案!
管理するデータの特性や、更新処理の頻度を考えると、pgpoolでは十分に性能が出ない可能性を発見し、具体的な性能テストの結果を元に、改善方法についてご提案をしました。ユーザ様にも納得していただき、導入を行いました。
導入後の結果
今までは、複数のデータベースの間で差が出てしまう事象が発生していましたが、それが発生しなくなり、サービスが安定しました。夜間にも障害が発生していたので、対応にも苦慮していましたが、問題は完全に収まりました。さらに、データベースの冗長化もしっかりされているので、何かあったときも慌てることなく対応できるようになりました。
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