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IPアドレス管理のオープンソースを日本語化 PowerDNSと連携し商用サポートとして提供 ネットワーク管理の効率化を実現

2018年8月30日 プレスリリース



デージーネット、IPアドレス管理のオープンソースを日本語化
PowerDNSと連携し商用サポートとして提供
ネットワーク管理の効率化を実現

2018年8月30日
株式会社デージーネット

株式会社デージーネット(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:恒川 裕康)は、IPアドレス管理のオープンソース「phpIPAM」の日本語化を行いました。日本語化したIPアドレス管理ツールは、2018年9月3日(月)よりPowerDNS商用サポートに追加し提供します。Webインタフェースを日本語化したため、従来よりも便利に分かりやすく利用いただけるようになります。

phpIPAMの日本語化画面

IPアドレス管理のオープンソース「phpIPAM」

ネットワーク管理とは

業務や日々の生活で、インターネットに繋がらなくなった、突然メールが使えなくなったという経験は、誰もが持っていると思います。こうした問題を未然に防いだり、影響を最小限に抑えたりするために重要なのがネットワーク管理です。

DNSサーバとIPアドレス

ネットワークに接続する機器には、ホスト名とIPアドレスが付いています。ホスト名は、プリンタなどの各機器を人間が識別するための「名前」です。また、IPアドレスはネットワークに接続された機器が持つ番号です。各機器の「住所」を示すものとして考えることができます。このホスト名とIPアドレスは、私たちが名前と住所を持つように、機器ごとに持っています。

このホスト名とIPアドレスを紐づけているのがDNSです。例えば、社内で資料を印刷する場合、私たちは、プリンタ名を指定してプリントアウトします。この時、指定したプリンタが、どのIPアドレスに対応しているかDNSによって紐づけされていることで、接続先を間違わずにプリントアウトすることができるのです。電子メールの送信やWEBサイトの閲覧も同様です。DNSによってサーバ名に対してIPアドレスを紐づけることで、私たちはメールやWEBの閲覧ができています。

IPアドレス管理の重要性

ネットワークには、多くの機器が接続されていて、それぞれにIPアドレスが割り当てられています。各機器は大きく分けて以下の二種類に分類できます。

  • プリンタやサーバ等の機器
  • 各個人のPC

プリンタやサーバでは、IPアドレスが変わるとホスト名との紐づけをやり直さなければ、接続できなくなってしまいます。そのため多くの場合、固定のIPアドレスが割り当てられます。一方、個人のPCでは、毎回異なるIPアドレスを割り振る場合が多くあります。こうした違いからIPアドレス管理では、固定のIPアドレスの範囲と、変動可能なIPアドレスの範囲を管理しなければなりません。従来、IPアドレスの管理には、Excelなどの表計算シートが利用されてきました。

しかし、従来の台帳による管理には、課題があります。接続機器が増えると管理が煩雑になるという点です。数千というIPアドレスを台帳で管理するのは、とても手間がかかります。最近は、IoTカメラなど固定IPアドレスを必要とする機器が増加しています。もし、既に使用中の固定IPアドレスを別の機器に割り当ててしまうと、通信ができない状態になってしまいます。例えば、メールサーバだった場合、メールの送受信ができなくなるなど大きな問題になってしまいます。こうしたことから、ネットワークを安全に運用するためには、IPアドレスを適切に管理する必要があります。phpIPAMを活用すると、こうしたIPアドレス管理業務を効率的に行うことが可能になります。

「phpIPAM」のメリット

phpIPAMでは、IPアドレスの登録や編集などの操作をWebインタフェースから行うことができます。IPアドレスの登録では、ネットワーク内で動作している機器をすべて網羅してphpIPAMに登録することができます。ネットワークをスキャンして応答があったホストを登録することができるため、管理者が把握していない機器も検知して登録することが可能です。

登録された情報は、使用中のIPアドレスの一覧や使用率のグラフとして表示できます。そのため、空いているはずのIPアドレスが実際は使われていて、それによってIPアドレスが重複してしまうといった問題を解消することができます。

また、phpIPAMには、以下のようなメリットもあります。

  • 空いているIPアドレスがすぐに分かる

    →新しいサーバやプリンタ、IoTデバイスなど、機器の追加が容易になる

  • 各PCなどIPアドレスが変動する機器に割り当てる範囲を指定できる

    →固定IPアドレスの管理が容易になる

  • 定期的なネットワークスキャンを実施できる

    →いつも最新の状況を登録できる

phpIPAMをPowerDNSと連携するメリット

さらに、phpIPAMはPowerDNSと連携することが可能です。PowerDNSは、オープンソースソフトウェアのDNSサーバです。新しい機器を追加する場合には、IPアドレスを登録するだけでなく、IPアドレスとホスト名の対応をDNSサーバに設定する必要があります。phpIPAMを活用することで、ホスト名からIPアドレスを紐づける設定、逆に、IPアドレスからホスト名を導き出す設定をWebインタフェースを使って行うことができます。

デージーネットのphpIPAMを連携したPowerDNS商用サポート

今回、日本語化したIPアドレス管理ツール「phpIPAM」は、PowerDNS商用サポートに追加されています。PowerDNSの商用サポートでは、次のものが提供されます。

  • phpIPAMのパッケージ
  • 動作を検証したPowerDNSのバイナリパッケージ
  • PowerDNSの稼働状況をグラフ表示するためのパッケージ

また、PowerDNSの利用方法やトラブルシューティングに関するサポートを受けることが可能です。

< OSS商用サポートの概要>
- インストレーションサポート(契約日より30日間)
- インシデントサポート(10回/年)
- バイナリパッケージの提供
- バグ発見時の対応

参考URL

OSSのIPアドレス管理ツール〜phpIPAM〜

phpIPAMとは、IPアドレス管理を効率的に行うためのオープンソースソフトウェアのツールです。IPアドレス管理ツールの「phpIPAM」を活用することで、効率よくIPアドレスを管理できるようになります。ここでは、IPアドレス管理ツール「phpIPAM」の特徴と、phpIPAMに関するデージーネットの取り組みを紹介します。

https://www.designet.co.jp/ossinfo/phpipam/

PowerDNS商用サポート

PowerDNSのサポートについて紹介します。PowerDNSは、BINDに比べ、管理が簡単にできる、高速である、セキュリティに強いという点で優れています。しかし、PowerDNSは比較的新しいソフトウェアであるため、使い方、障害時の対応に関する情報はまだ多くありません。デージーネットでは、PowerDNSのサポートを行っています。

https://www.designet.co.jp/system/support/maintenance/powerdns.html

BINDに替わるDNSサーバ〜PowerDNS〜

PowerDNSは、オープンソースソフトウェアのDNSサーバで、管理ウェブインタフェースが利用できる便利なDNSシステムです。ここでは、PowerDNSの特徴、脆弱性の数、パフォーマンスについてご紹介します。

https://www.designet.co.jp/ossinfo/powerdns/

phpIPAM調査報告書

phpIPAMはウェブインタフェースからIPアドレスに関連する様々な情報を管理することができます。本書は、phpIPAMのインストール方法や基本的な使用方法を調査した結果をまとめたものです。

https://www.designet.co.jp/download/#operation

会社概要

会社名: 株式会社  デージーネット
代表者: 代表取締役  恒川 裕康
本社   : 〒465-0025  愛知県名古屋市名東区上社四丁目39-1
資本金: 4,000万円
URL   : https://www.designet.co.jp/

<一般の方からのお問い合わせ先>
https://www.designet.co.jp/contact/

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