標的型攻撃対策ソフトウェア【SaMMA】
今月の気になるオープンソース情報(2013年12月号)
フロンティア開発部 米山陽介
今回は、デージーネットで開発したオープンソースソフトウェアである、『SaMMA』を紹介したいと思います。
SaMMA(SAfety Mail gateway with Milter Api)は、その名の通り、MTAと連携してメールの添付ファイルを自動的に暗号化ZIP形式へ変換するソフトウェアです。
近年、メールは連絡手段としてなくてはならないものになってきました。メールを送る際、パスワードや重要な書類などを添付することは良くあると思います。自分で暗号化し、メールに添付することはとても面倒であり、手間のかかる作業です。また、暗号化を忘れて添付してしまうと、個人情報の漏洩等、事故につながってしまいます。
SaMMAを導入する事で、メールサーバで自動的にメールを暗号化し、手間を省き、事故を未然に防ぐ事ができます。
メール自動暗号化サービスは、SaMMA以外にもいろいろな製品があります。
しかし、こうしたソフトウェアやサービスは、一般的にライセンスいったコストが掛かります。そのため、導入に躊躇する企業も多かったようです。
『SaMMA』は、一般的なLinuxサーバ上で動作するアプリケーションです。オープンソースソフトウェアとして無償で公開されているため、利用コストを抑えることができます。
デージーネットでも、自社サーバに導入して使用しています。添付ファイルを暗号化する手間も省け、業務の効率化につながりました。
インストールドキュメントもありますし、試しに自分のサーバに導入して、みてはいかがでしょうか?
http://www.designet.co.jp/open_source/samma/