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システムイメージバックアップのオープンソース [Relax and Recover]

今月の気になるオープンソース情報(2015年6月号)

今回は、Relax and Recoverを紹介します。
前回のメールマガジンで紹介したDuplicityは、特定のディレクトリやファイルなどのデータ領域をバックアップするソフトウェアでした。今回紹介するRelax and Recoverは、システムイメージをバックアップするソフトウェアです。

システムイメージのバックアップとは、OS、アプリケーション、設定、データなどシステム全体を丸ごとバックアップすることを指します。システムを丸ごとバックアップするため、万が一ハードウェアで障害が発生した場合にも、OSの再インストールや設定を行う必要がなく、バックアップデータからすぐにシステムを復旧することが可能です。

Relax and Recoverは、bashシェルで書かれたオープンソースソフトウェアです。
ベルギーのHewlett-Packard社の技術者が開発に携わっており、欧州では歴史あるバックアップソフトウェアとして知られています。その特徴は、Mondo RescueやClonezillaなど他のシステムイメージバックアップのソフトウェアと比較して設定が簡素で、非常に簡単にバックアップ・リストアが行える点です。IT3 Consultants社が商用のサポート(英語)を提供しており、必要であればサポートを利用することもできます。

Relax and Recoverは、ブータブルISOイメージとNFSサーバを使ってバックアップ・リストアを行います。バックアップを行うと、あらかじめ設定しておいた別のNFSサーバ上にブータブルISOイメージとバックアップデータを配置します。リストア時には、ブータブルISOイメージから対象サーバを起動し、NFSサーバ上からデータをリストアします。

一点、バックアップ時に対象サーバのサービスを停止する必要がある点は、注意が必要です。万が一のときのリストアに備えて、あらかじめバックアップ対象のサーバで、バックアップ・リストアの動作を実際に確認しておくとよいでしょう。

「製品を使うほどではないが、万が一のときのために、システムイメージのバックアップを取っておきたい」という場合に、Relax and Recoverは最適なソフトウェアといえます。

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