庁内用Web会議システムとチャットシステムの構築
ソリューション開発部 丸吉 祐也
今回は、関西の市役所のお客様へWeb会議システムの「Jitsi」とチャットシステム「Rocket.chat」を導入しました。お客様は、既にWeb会議システムを利用されていましたが、コストや運用面で他のツールを検討していました。
お客様の課題・要望
お客様からは、以下の課題がありました。
- 庁内LANで使用するWeb会議システムを既に使用していたが、ライセンスコストが気になる
- 使用しているWeb会議システムは同時5人までの使用しかできず、機能面で制約がある
- クラウドのシステムはセキュリティ面で不安
デージーネットからのご提案
弊社からは、3つの提案を行いました。
庁内LAN内で使用できるWeb会議システムをご提案
庁内LANで使用するWeb会議のツールとして、既に豊田市役所様でもJitsiを導入させて頂いたことを説明し、実際の利用方法をご説明しました。Jitsiは、同時利用が60人程度まで可能でライセンスコストは不要なため、お客様が実現したい機能は網羅していました。
上記のWeb会議システムと連携するチャットシステムをご提案
チャットシステムもご検討されていたので、Web会議システムと連携できるOSSのRocket.chatを提案しました。想定される利用人数をヒアリングし、その規模に併せた構成で提案をおこないました。
Rocket.chatはActive Directoryと連携させる
認証をActive Directoryに任せることで庁内のアカウントを統一して管理できるようにしました。将来的にはシングルサインオンを導入しWindowsログインをしたらチャットシステムに自動的にログインできるようにシステム構成を工夫しました。
導入にあたり工夫したこと
導入にあたり以下を工夫しました。
社内で検証環境を作り、設計や構築準備を進めた
社内の仮想基盤に、検証機を作成しました。Active Directoryサーバも構築して、実際に連携ができるのかを含めて設計の時点で入念に検証をおこないました。
迷いなく実行できる詳細な手順を準備
お客様が市役所様でしたので、現地でしか構築とテスト作業ができませんでした。事前に実行するコマンドレベルに落とし込んだ作業手順を準備して構築作業に挑みました。
導入後の結果
導入後、以前までの利用の制限、（同時に5人まで）という制約を気にせず、気軽にWeb会議を行えるようになりました。ライセンスコストがかからないのも大きなメリットで、今後も長く利用し、今後はチャットシステムもSSOが実現できるように現在別のシステムを構築中なのではやく連携ができるようになるのが楽しみです。
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構築事例：庁内用Web会議とチャットシステムの導入
今回は、関西の市役所のお客様へWeb会議システムの「Jitsi」とチャットシステム「Rocket.chat」を連携させ導入しました。お客様は、既にWeb会議システムを利用されていましたが、コストや運用面で他のツールを検討されていました。
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