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5. 設定詳細

本章では、 CuMASの設定ファイル(/usr/local/cumas/etc/cumas.conf)と遅延通知テンプレート(/usr/local/cumas/etc/NoticeMail.txt)および、データベースのステータステーブルについて解説します。


5.1 CuMAS環境設定ファイル

CuMASは、cumas.confの設定に従って動作します。記述できる設定の詳細は項目表[*]のとおりです。

記述ルールは次のとおりです。

  • #で始まる行はコメント行として無視されます。
  • 1行に1つの設定を記述できます。
  • 書式は、「項目名 = 値」の形です。
  • 項目名の大文字小文字は区別されません。
  • デフォルト値が設定されている項目は省略可能です。


表: cumas.conf設定項目
項目 説明 デフォルト値 制限
DbSerber データベースサーバのIPアドレス - IPアドレス形式
DbPort データベースサーバのポート番号 - 1〜65535
DbName データベース名 -  
DbUser データベースサーバの接続ユーザ名 - -
DbPasswd データベースサーバの接続パスワード - -
syslogFacility ログのファシリティ local4 syslogファシリティ
LineperPage 検索結果画面で、一度に表示する件数 20 1以上の整数
MailSaveDir お問い合わせメール保存ディレクトリ - apache権限で読み書き可能であること
Incomplete 未完了となるステータス(後述[*]) - カンマ区切りの0以上の整数
LateDays 遅延とみなされる日数 3 1以上の整数
StartYear システムの開始年(検索条件リストボックスに影響) - 1以上の整数
SessionTimeout セッション切れまでの秒数 600 1以上の整数


5.2 遅延通知テンプレート

一定期間が過ぎたお問い合わせは、自動的に遅延通知メールが送信されます。その期間は、環境設定ファイル[*]で決定でき、チェック間隔はcronを利用して決めることが出来ます[*]

通知メールの内容は、テンプレートを編集することによって変更できます。 テンプレートは/usr/local/cumas/etc/NoticeMail.txtとして配置されます。 インストール時には、次のような内容が記述されています。

From: 遅延ジョブ通知システム <noreply@localhost.localdomain>
Subject: 【お問い合わせ管理】遅延対応のご連絡

    以下のお問い合わせは、進捗が「{$status}」の状態になってから
    {$latedays}日以上が経過しています。

    カテゴリ        :  {$category}
    お問い合わせ番号:	{$contact_no}
    顧客アドレス    :	{$sender}
    サブジェクト    :	{$subject}
    主担当者        :	{$user}
    依頼日時        :	{$inquiry}
    最終更新日時    :	{$lastupdate}
    開始予定日      :	{$limit}
    URL    :	http://example.com/contact_detail.php?id={$co_id}

このファイルの書式について解説します。

5.2.1 ヘッダパート

通知メールテンプレートは、大きく2つの部分にわけられます。ひとつはヘッダで、一つは本文です。 ヘッダと本文は、空白行を1行はさむことで区別されます。 例でいえば、2行目までがヘッダで、4行目からが本文となります。

ヘッダ部分には、メールヘッダに含めたい項目を記述することが出来ます。 すべてのヘッダは、「(項目名): (内容)」という形式で記述できます。 継続行を記述することは出来ません。

Fromヘッダ
メールの送信者アドレスです。記述しなかった場合、「noreply@localhost.localdomain」となります。
Subjectヘッダ
メールの件名です。記述しなかった場合、「Notification from CuMAS」となります。
Toヘッダ
記述してはいけません。テンプレートにToヘッダが存在した場合、その行を無視し、エラーログを出力します。
それ以外のヘッダ
単にメールヘッダとして追加されます。

最低限、FromヘッダとSubjectヘッダを記述することをおすすめします。 形式の間違ったヘッダを記述した場合、そもそも遅延通知メールが送信されません。

5.2.2 置換タグ

テンプレートには、可変部分として置換タグを記述することが出来ます。

記述可能な置換タグは次の表のとおりです。もちろん、必要ないタグは記述しなくてもかまいません。


表: 遅延通知テンプレート・置換タグ一覧
タグ名 説明
{$status} お問い合わせのステータス
{$latedays} 環境設定ファイル[*]のLateDaysの値
{$category} カテゴリ識別名
{$contact_no} お問い合わせ番号
{$sender} お問い合わせの最初のメールの送信者アドレス
{$subject} お問い合わせの最初のメールの件名
{$user} お問い合わせの担当者。担当者未定の場合は「-」
{$inquiry} お問い合わせの最初のメールの受信日時
{$lastupdate} お問い合わせの最終更新日時
{$limit} お問い合わせの対応予定日
{$co_id} 詳細画面にGETで渡すためのID番号


5.3 お問い合わせ情報のステータスについて

環境設定ファイル[*]incomplete項目と、データベースのステータステーブルの関連性について解説します。

インストール手順に従ってデータベースの登録を行った場合、ステータス表[*]のように情報が登録されます。 これらの情報を変更したい場合、直接データベースを編集する必要があります。


表: データベース・ステータステーブル
ID ステータス名 表示色
0 未着手 #FF0000
1 対応中 #FF6600
2 保留中 #00CC00
3 お客様確認中 #0000FF
4 完了 #000000
5 連絡済 #00CCCC
6 連絡不要 #9900FF

表示色は、検索結果画面[*]などに影響します。

IDは、環境設定ファイルのincomplete項目の指定のために使用します。たとえば、cumas.conf に「incomplete = 0,1,2,3」と記述することで、「未着手・対応中・保留中・お客様確認中」の各状態が未完了として扱われます。

CuMASにおいて、「未完了」状態の設定は次の動作に影響します。

  • 遅延通知の対象となります。
  • 完了状態のお問い合わせへメール返信が行われた場合、新規お問い合わせとして扱われ、新しいお問い合わせ情報が作成されます。
  • 検索結果画面初期表示は、全ての未完了お問い合わせを表示するようになっています。

データベースを編集する場合、IDカラムが重複しないように注意して下さい。


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2016年12月14日