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Messasy リリースノート
[2014/05/16]
Messasy バージョン3.00をリリース
2.00からの変更点 ○メール保存処理をモジュールロード型に変更
・モジュールロード型への構造変更
メール保存処理部分を外部モジュール化し、ロードするモジュールによって所望のメール保存方法を選択できるようにしました。
これにより、これまでプレインテキストのeml形式のみでしか保存できなかったのに対し、圧縮保存形式などを選択できるようになりました。
・GZIP形式、パスワード付きZIP形式に対応
今回のリリースでは、下記の3種類の保存形式に対応したモジュールが用意されています。
【モジュール名】 maildrop gzip enczip |
【ライブラリ】 libmaildrop.so libgzip.so libenczip.so |
【説明】 従来どおりのプレインテキスト形式 GZIP圧縮形式(gzipコマンドが必要) パスワード付きZIP形式(zipコマンドが必要) |
利用するメール保存処理用のモジュールを指定するため、module.confという設定ファイルを追加しました。
このファイルはmessasy.binコマンドの第2引数にファイル名を指定することで、任意のファイルを指定することも可能です。
設定ファイルmodule.conf(デフォルトでは/usr/local/etc/module.conf)の中に次のように記述することで、利用するモジュールを選択できます。
同時に複数のモジュールを選ぶこともできます。この場合、1行に1つのモジュール設定を記述します。
LoadModule maildrop /usr/local/lib/messasy/libmaildrop.so
LoadModule enczip /usr/local/lib/messasy/libenczip.so
なお、この設定ファイルの内容を変更した場合、反映するためにはmessasyを再起動する必要があります。
・messasy.confの設定項目をモジュール化に対応して変更
環境設定ファイルmessasy.confの設定項目の一部が変更になりました。
設定項目のうち、ロードするモジュールに依存する項目は、そのモジュールをロードするときだけ指定ができるようになりました。
下記では「共通設定項目」「○○モジュール用の項目」と表記していますが、これらはすべてmessasy.confファイル内に同一の書式で記載します。
すべての設定項目の詳細はドキュメントを参照してください。
MailDir
MailFolder
DotDelimiter
SlashDelimiter
[maildropモジュール用の項目]
MailDir MailFolder DotDelimiter SlashDelimiter |
メール保存を行なうベースのディレクトリを指定 メール保存フォルダのパスのフォーマット MailFolderに%M, %Dが含まれる場合、保存対象アドレスに含まれる「.(半角ピリオド)」を置き換える文字を指定 MailFolderに%M, %Dが含まれる場合、保存対象アドレスに含まれる「/(半角スラッシュ)」を置き換える文字を指定 |
GzipMailDir GzipMailFolder GzipDotDelimiter GzipSlashDelimiter GzipCommand |
メール保存を行なうベースのディレクトリを指定 メール保存フォルダのパスのフォーマット MailFolderに%M, %Dが含まれる場合、保存対象アドレスに含まれる「.(半角ピリオド)」を置き換える文字を指定 MailFolderに%M, %Dが含まれる場合、保存対象アドレスに含まれる「/(半角スラッシュ)」を置き換える文字を指定 GZIP圧縮を行うのに利用する外部コマンドを指定 |
EncZipMailDir EncZipMailFolder EncZipDotDelimiter EncZipSlashDelimiter EncZipCommand EncZipPassword |
メール保存を行なうベースのディレクトリを指定 メール保存フォルダのパスのフォーマット MailFolderに%M, %Dが含まれる場合、保存対象アドレスに含まれる「.(半角ピリオド)」を置き換える文字を指定 MailFolderに%M, %Dが含まれる場合、保存対象アドレスに含まれる「/(半角スラッシュ)」を置き換える文字を指定 GZIP圧縮を行うのに利用する外部コマンドを指定 パスワード付きZIP圧縮で設定するパスワードを指定 |