SANとは
SANとはStrorage Area Networkの略で、ディスク装置などのストレージデバイスとコンピュータをSCSIプロトコルを利用して結合したネットワークシステムのことである。
SANは、コンピュータとストレージの接続に高速なファイバーチャネルを使って構築するが、近年、iSCSIの登場により、イーサーネットを利用して構築されるケースも登場している。
SANの特徴は、多数のコンピュータとストレージをつないだ環境であることが挙げられる。つまり、一つのストレージに対して多数のコンピュータがSCSIプロトコルを利用してアクセス可能ということを意味する。一つの巨大なストレージを分割して利用することができる他、データ共有可能な環境を提供することができる。
データ共有環境として利用する場合には、注意しなければならないポイントがいくつかある。同じデータを複数のコンピュータから更新をかけると、壊れてしまう可能性がある。これを回避するため、各コンピュータにエージェントを用意して互いの書き込みを監視したり、ロック管理をするなどの仕組みを用意したり、共有を前提としたクラスタファイルシステムを利用するなど、システムで考慮する必要がある。
【カテゴリ】:ネットワークインフラ  
【Webセミナー】Rocket.Chatだけじゃない!OSSビジネスチャットの最新情報
日程: | 12月19日(木)Webセミナー「BigBlueButton」を使用します。 |
内容: | Rocket.Chatの機能制限でお困りの方も必見!ライセンスフリーで利用できるOSSのビジネスチャットを紹介します。 |
ご興味のあるかたはぜひご参加ください。 |