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1. 概要

1.1. 本ドキュメントについて

このドキュメントは、Graylog Content Packs「windows_authentication」のマニュアルです。
  • 本マニュアルは、株式会社デージーネットにより作成されました。

1.2. 本ドキュメントの対象となるソフトウェア

本ドキュメントは、次のバージョンのソフトウェアの動作をもとに執筆されています。
  • Graylog 7.0.5

動作対象OSは次の通りです。
  • Red Hat Enterprise Linux 9
  • AlmaLinux 9

動作確認をしたWindowsは次の通りです。
  • Windows 11
  • Windows Server 2025

1.3. Graylog Content Packs について

Graylogとは、GUIからログサーバの管理やログの参照、検査、可視化などを行うことができる統合ログ管理ソフトウェアです。そのGraylogの機能の1つに、Content Packsがあります。
Content Packsは、Graylog上の設定をまとめて再利用・配布するための仕組みです。ダッシュボード、ログの受信設定(Inputs)、ログの検知ルール(Event Definitions)などの構成をJSONファイルとしてまとめ、別のGraylog環境へアップロードしてインストールできます。つまり、ログの受信設定や可視化、検知ルールのひな形をパッケージ化して配るような使い方が可能になります。

1.4. windows_authentication.json について

windows_authentication.jsonは、GraylogのContent Packs用のJSONファイルです。インストールすることで、Windowsの特定のイベントログを対象として、次のことができるようになります。
  • 以下のイベントIDのログに絞った監視
    • 4625:Windowsへのログオンに失敗
    • 4771:Kerberos事前認証に失敗(Active Directory環境)
    • 4776:NTLM認証の資格情報チェックの結果
  • ダッシュボードにて、受信したログを以下の内容で可視化
    • 直近のイベントログ(新しい順に10件)
    • イベントを発生させたユーザと件数(多い順に10件)
    • イベントを発生させた接続元IPアドレスと件数(多い順に10件)
    • イベントが発生したホストと件数(多い順に10件)
    • 時間帯ごとのイベント発生件数(1分毎の推移)
    • 発生したイベントIDの割合
  • 以下の状態を検知した際、特定のメールアドレス宛にアラート通知メールを送信
    • 指定時間内に複数回イベントが発生(5分間に10件発生)
    • 指定時間内に同一の接続元IPアドレスにて複数回イベントが発生(10分間に5件発生)
    • 管理者ユーザでイベントが発生(5分間に1件発生)

実際にログを取り込んだ際、ダッシュボードは以下のようになります。(表示内容についての説明は ダッシュボード・アラート通知メールの補足説明 をご覧ください )
_images/dashboard_1.png _images/dashboard_2.png

windows_authentication.jsonをインストールすることで、Graylog上に設定される内容は次の通りです。
  • Inputs:ログの受信設定
  • Streams:ログの振り分け設定
  • Dashboards:受信したログの可視化
  • Alerts の Event Definitions:アラート検知設定
  • Alerts の Notifications:アラート通知設定
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