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Kubernetesクラスタの構築

Kubernetesクラスタを構築するには、kubeadmというコマンドを使います。ここでは、CentOS7に最小限のKubernetesクラスタを構築する方法について簡単に紹介します。構築の前提条件などの詳細は、無料資料ダウンロードの「Kubernetes調査報告書」に詳しく記載されているため、それを参照してください。

Kubernetesサーバの構築(共通部)

Kubernetesのマスターサーバの構築とノードサーバの構築の最初のステップは同じです。まず、Dockerをインストールしておきます。Dockerは、次のURLからダウンロードできます。

https://docs.docker.com/install/

Kubernetesレポジトリの登録

次に、Kubernetesのレポジトリの設定を行います。

/etc/yum.repos.d/kubnernetes.repo

[kubernetes]
name=Kubernetes
baseurl=https://packages.cloud.google.com/yum/repos/kubernetes-el7-x86_64
enabled=1
gpgcheck=1
repo_gpgcheck=1
gpgkey=https://packages.cloud.google.com/yum/doc/yum-key.gpg https://packages.cloud.google.com/yum/doc/rpm-package-key.gpg

Kubernetesパッケージのインストールとサービス起動

レポジトリを登録したら、パッケージからパッケージをインストールします。

# yum install kubelet kubeadm kubectl ⏎

kubeletサービスを起動します。

# systemctl start kubelet ⏎

カーネルパラメータの調整

次にカーネルパラメータの設定をします。/etc/sysctl.dに次のような設定ファイルを配置します。

/etc/sysctl.d/kubernetes.conf

net.bridge.bridge-nf-call-ip6tables = 1
net.bridge.bridge-nf-call-iptables = 1

設定を反映します。

# sysctl --system ⏎

cgroupドライバの設定

プロセス管理用のドライバの調整をします。Dockerが利用するドライバはcgroupfsになっていて、kubeletサービスの利用するドライバはsystemdになっています。これらは、同じでないとうまく動作しません。そのため、次のようにしてkubeletの設定を変更しておきます。/etc/systemd/system/kubelet.service.d/10-kubeadm.confのcgroup-driverの設定を変更します。

/etc/systemd/system/kubelet.service.d/10-kubeadm.conf

KUBELET_CGROUP_ARGS=--cgroup-driver=cgroupfs

設定変更後、kubeletサービスを再起動します。

# systemctl daemon-reload ⏎
# systemctl restart kubelet ⏎

Kubernetesマスタサーバの構築

Kubernetesマスタサーバでは、kubeadmコマンドを実行します。

# kubeadm init ⏎
(省略)

Your Kubernetes master has initialized successfully!

To start using your cluster, you need to run (as a regular user):

  mkdir -p $HOME/.kube
  sudo cp -i /etc/kubernetes/admin.conf $HOME/.kube/config
  sudo chown $(id -u):$(id -g) $HOME/.kube/config

You should now deploy a pod network to the cluster.
Run "kubectl apply -f [podnetwork].yaml" with one of the options listed at:
  http://kubernetes.io/docs/admin/addons/

You can now join any number of machines by running the following on each node
as root:

  kubeadm join --token <token> <master-ip>:<master-port> --discovery-token-ca-cert-hash sha256:<hash>

この例のように「Your Kubernetes master has initialized successfully!」と表示されると、インストール完了です。その後のメッセージに、Kubernetesクラスタを実行するユーザでの設定が表示されています。また、最後にはノードサーバで実行すべきコマンドが表示されていますので、記録しておきます。

Kubernetes管理ユーザの設定

Kubernetesを制御するユーザで、Kubernetesマスタサーバのインストール時に表示されたコマンドを実行します。

$ mkdir -p $HOME/.kube ⏎
$ sudo cp -i /etc/kubernetes/admin.conf $HOME/.kube/config ⏎
$ sudo chown $(id -u):$(id -g) $HOME/.kube/config ⏎

Kubernetesノードサーバの構築

Kubernetesのノードサーバでは、マスタサーバの構築で最後に表示されたコマンドを実行し、マスタサーバにノードを追加していきます。実行のイメージは、次のようになります。

# kubeadm join --token <token> <master-ip>:<master-port> --discovery-token-ca-cert-hash sha256:<hash> ⏎

<token>、<master-ip>、<master-port>、<hash>は、実際に表示されたものを使います。

なお、KubernetesのPodが通信するためには、さらにネットワークアドオンが必要です。詳細は、「Kubernetes調査報告書」を参照してください。

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