構築事例:KeepAlived/LVSで冗長化した負荷分散システム
新たな携帯コンテンツサービスを開始するにあたり、クラウド上にWWWサーバ、メールサーバ、DBサーバを構築しました。さらにKeepAlived/LVSで冗長化した負荷分散システムを構築し、Webとメールのアクセスを分散、アクセス数が多くても耐えられるシステムを構築しました。
- お客様が悩まれていた課題
- サーバをクラウド上に置きたい
- クラウドサービスのロードバランサだと要件に合わない
- 負荷分散装置の冗長化にはコストがかかる
- +導入企業プロフィール
- ★
導入企業業種
携帯コンテンツ開発(東京都)
ユーザー規模
10万人以上
利用OS
Linux(CentOS6)
導入月
2014年7月頃
デージーネットが提案した「KeepAlived/LVSで冗長化した負荷分散システム」
クラウド上にKeepAlived/LVSで冗長化した負荷分散システムを構築
新しい携帯コンテンツのサービスには、クライアントからの多数のアクセスが予想されました。そのため、Webやメールのアクセスを振り分ける負荷分散サーバの導入を希望されました。また、サービスに関連するサーバ(負荷分散、Web、メール、DB)をすべてクラウド上に置きたい、負荷分散サーバは、サービスが停止しないように冗長化したいというご要望もいただきました。
KeepAlived/LVSで冗長化した負荷分散システムを構築
オープンソースソフトウェアのKeepAlivedとLVSを使用し、クラウド上に負荷分散システムを構築しました。KeepAlivedで負荷分散対象のWWWサーバ/メールサーバを定期的に監視し、通信できないなどの問題が発生した場合にLVSの設定を変更、そのサーバにはリクエストが割り振られないようにしました。また、KeepAlivedの負荷分散サーバ自体の稼動状況を監視する機能を使い、KeepAlivedが停止していたら自動的に切り替わりが発生する冗長構成にしました。
WWWサーバ/メールサーバの監視内容をシステムの状況にあわせて設定
負荷分散対象のWWWサーバ/メールサーバの状態に合わせて、KeepAlivedが監視する内容を提案、設定しました。ポートレベルでの監視ではなく、サービスレベル(Webページにアクセスできるかどうか)の監視を導入しました。
管理GUIとして「ILUKA」を採用
Keepalivedの管理GUIとして、Keepalivedの設定変更を行えるウェブインタフェースのILUKAを導入しました。
導入後の結果
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