- Cockpit〜Linuxサーバ管理のOSS〜
- Linuxではコマンドラインでのシステム管理が一般的です。コマンドラインでの操作は、知識のある人でなければ操作が難しく感じられます。Cockpitはこの課題を解決することができます。
- Cockpitのアプリケーション
- Cockpitには、アプリケーションというアドオン機能が存在します。アプリケーションを追加することで、新たな機能が使えるようになります。ここではCockpitのアプリケーションについて紹介します。
2. Cockpit-Config-Editorインストール 一覧へ 4. リリースノート
3. Cockpit-Config-Editorの利用方法
Cockpit-Config-Editorを使うことで、Cockpit上から対象のファイルを編集することができます。
利用例として、
- 証明書の更新作業で、画面上から証明書ファイルの中身を入れ替える
- とあるサービスで、設定ファイル内のアカウント情報（ユーザ名やパスワード）を不定期に変更するという運用をしているので、それを画面上からできるようにする
といったケースが考えられます。
Cockpitでは、 systemdのサービスの起動・停止といった処理も行えるため、Cockpit-Config-Editorで設定ファイルを編集した後、画面上でサービスを再起動するといった運用も可能です。
以下の章では、Cockpit-Config-Editorの操作方法について記載します。
3.1. Cockpit-Config-Editorのトップ画面（設定ファイル一覧画面）を表示する
Cockpitの左メニュー「ツール」内の「設定ファイル管理」をクリックします。
以下のような画面が表示されます。
ここから、各種操作（編集・履歴確認・復元など）を行います。
3.2. 設定ファイルを編集する
Cockpit-Config-Editorのトップ画面（設定ファイル一覧画面）を表示する で表示した画面内の、対象ファイルの「編集」ボタンをクリックし、設定ファイル編集画面を表示します。
対象ファイルの内容が表示されたエリア内にて編集操作（追加、変更など）をし、「保存」ボタンをクリックします。
「保存しました」というメッセージダイアログが表示されるので、「OK」をクリックします。
保存（編集）前後の内容の差分が画面下部に表示されるので、編集内容に問題がないか確認します。
間違った内容で編集した場合は、再度編集して保存し直すか、後述の 設定ファイルを復元する の通りに復元操作をします。
3.3. 設定ファイルを復元する
Cockpit-Config-Editorのトップ画面（設定ファイル一覧画面）を表示する で表示した画面内の、対象ファイルの「履歴」ボタンをクリックし、設定ファイル編集履歴画面を表示します。
どの履歴の内容から復元するのか確認するため、対象の履歴のチェックボックスにチェックをし、「プレビュー」ボタンをクリックします。
※プレビューは1つずつしか行えません。
画面右に対象の履歴の内容が表示されるので、復元する内容かどうかを確認します。
復元対象の履歴が決まったら、対象の履歴のチェックボックスにチェックをし、「復元」ボタンをクリックします。
※復元は1つずつしか行えません。
「復元しました」というメッセージダイアログが表示されるので、「OK」をクリックします。
3.4. 不要な編集履歴を削除する
Cockpit-Config-Editorのトップ画面（設定ファイル一覧画面）を表示する で表示した画面内の、対象ファイルの「履歴」ボタンをクリックし、設定ファイル編集履歴画面を表示します。
どの履歴を削除するのか確認するため、対象の履歴のチェックボックスにチェックをし、「プレビュー」ボタンをクリックします。
※プレビューは1つずつしか行えません。
画面右に対象の履歴の内容が表示されるので、削除する内容かどうかを確認します。
削除対象の履歴が決まったら、対象の履歴のチェックボックスにチェックをし、「削除」ボタンをクリックします。
※チェックした履歴すべてを削除します。
「削除しました」というメッセージダイアログが表示されるので、「OK」をクリックします。
削除した履歴が画面に表示されていないことを確認します。
