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IoTプラットフォームで使われるOSS 20選
IoTプラットフォームで使われるOSS 20選
IoTプラットフォームとは、IoTに必要な機能を提供するための基盤(プラットフォーム)の総称です。IoTプラットフォームは、図のような7つのパートからできています。IoTプラットフォームのそれぞれのパートで使われている技術はIoT用の特別なものというわけではありません。そのため、汎用的な技術を選択することもできます。
ここでは、IoTプラットフォームで利用できる汎用的なOSSについて解説します。
IoTインフラ
IoTインフラとは、IoTエンドポイントをインターネットに接続するための設備です。携帯ネットワークや無線ネットワークなどが利用されることが多いようです。IoTで無線ネットワークを使う場合には、他のデバイスに無線ネットワークを不正に利用されることがないように、セキュリティを掛ける必要があります。そのための認証は非常に必須です。携帯ネットワークを利用するには、事業者による閉域網を利用することもできますが、閉域網にはコストも掛かります。そのため、通常のインターネット網を利用して、SIM認証を利用する場合もあります。
FreeRADIUS 〜IoTデバイスの認証〜
FreeRADIUSとは、RADIUSプロトコルを実装したオープンソースソフトウェアです。ベーシックなRADIUSプロトコルでは、ユーザ名・パスワードによる単純なユーザ認証を提供しています。しかし、IoTインフラで認証を行う場合には、よりセキュリティの高いEAP(Enhanced Authentication Protocol)を使う必要があります。FreeRADIUSは、EAPを採用しています。そのため、IoTデバイスとIoTエンドポイントの間で、TLS/SSLを使った暗号通信城での認証、証明書認証などを行うことができます。IoTインフラに求められる、高いセキュリティを実現することができます。
また、FreeRADIUSは携帯電話のSIMを使ったSIM認証にも対応しています。そのため、無線ネットワークと携帯ネットワークの両方をサポートすることができます。

OpenXPKI 〜IoTデバイス用の証明書を管理〜
OpenXPKIとは、認証局を構築するためのオープンソースソフトウェアです。IoTデバイスとIoTインフラやIoTネットワークインフラとの接続では、高いセキュリティを実現するために証明書認証が利用されます。証明書としては、パブリックな証明書を使うことができますが、大量にあるIoTデバイスに証明書を配布すると、非常に高コストになってしまいます。OpenXPKIを利用すると、プライベートな認証局を独自に構築することができるため、リーズナブルなコストで高いセキュリティを実現することができます。OpenXPKIとは、認証局を構築するためのオープンソースソフトウェアです。IoTデバイスとIoTインフラやIoTネットワークインフラとの接続では、高いセキュリティを実現するために証明書認証が利用されます。証明書としては、パブリックな証明書を使うことができますが、大量にあるIoTデバイスに証明書を配布すると、非常に高コストになってしまいます。OpenXPKIを利用すると、プライベートな認証局を独自に構築することができるため、リーズナブルなコストで高いセキュリティを実現することができます。
IoTプラットフォームで使われるOSS
- IoTインフラ
- ここでは、FreeRADIUS、OpenXPKIについて紹介します。
- IoTネットワークインフラ
- ここでは、Nginx、HAProxy、Squid、OpenLDAP、389 Directory Serverについて紹介します。
- IoTデータ収集プラットフォーム
- ここでは、Ceph、DRBD-SDS、Elasticsearch、Graylog、MongoDB、GridDBについて紹介します。