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CactiとZabbixの分散構成

今月の気になるオープンソース情報(2015年11月号)

OSS研究室 田中 温子

今回は、CactiとZabbixの分散構成について紹介します。昨今、システムの監視は、企業が安定したサービスを提供するために、とても重要になっています。システムの監視を行うOSSとして、代表的なものにZabbix, Cactiなどがあります。

Cactiとは、snmpでネットワークやサーバの状態を取得し、グラフ化するソフトウェアです。Zabbixとは、ネットワークやサーバを監視し、障害検知をするなど、統合監視を行うソフトウェアです。これらは、監視対象へsnmpや専用のエージェントを導入して、定期的に監視対象へアクセスし、情報を取得、監視を行います。

どちらもWebインタフェースを備え、監視システムではよく使われるソフトウェアですが、大規模なシステムになると、次のような問題が出てきます。

  • 拠点が複数あり、監視対象のネットワークが異なる
    →1台の監視サーバではまかなえず、複数の監視サーバが必要になってくる
  • 監視対象の機器が多くなる
    →監視対象からの情報取得に時間がかかり、設定した監視間隔の間にすべての監視が終わらないため、監視間隔を伸ばす必要が出てくる

これらの問題を解決する方法として、監視システムを分散構成にする方法があります。Cactiでは、ポーラーと呼ばれる、監視対象からsnmpで情報を取得するコンポーネントなどをCactiサーバとは分けて構築することができます。拠点ごとにポーラーを配置すれば、拠点が複数ある場合や監視対象がたくさんある場合でも、1台のCactiサーバで管理することができます。

Zabbixでは、監視対象からデータを収集し、Zabbixサーバに情報を送信するZabbix Proxyという機能があります。Zabbix Proxyサーバを拠点ごとに配置すれば、Cactiと同様に1台のZabbixサーバで管理することができ、これらの問題を解決できます。

デージーネットでは、監視する環境や、用途、将来的な監視対象の台数に応じて、ソフトウェアを選択し、最適な構成を提案します。監視でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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