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3. CSVファイルを用いた既存資産の登録

本章では、Snipe-ITで管理する既存の資産をCSVファイルを用いて登録する方法について解説します。

CSVファイルを用いてインポートできる分類は次の通りです。

  • Assets: 通常の資産
  • Accessirues: 付属品
  • Consumables: 消耗品
  • Components: 構成部品
  • Licenses: ライセンス
  • Users: ユーザ

CSVでインポートした場合、カテゴリやモデルは自動登録されます。カテゴリや、モデルについて詳細は 資産の紐づけ情報の設定 を参照してください。

3.1. 資産の登録

ここでは、通常の資産(Assets)をCSVファイルを用いて登録する方法について解説します。

3.1.1. CSVファイルの準備

まず、インポートするためのCSVファイルを作成します。

以下は、資産を登録するCSVファイルの例です。

会社,資産ID,シリアル番号,モデル名,型番,ステータス,メーカー,資産名,カテゴリ,利用場所,利用者,メールアドレス,購入日,購入費用,保証期間,利用タイプ,貸し出し場所
名古屋本社,S000001,SV0000001,Latitude3301,37701860,利用可能,DELL,Latitude3301,ノートPC,本社,saito,saito@example.com,2021/11/01,90000,12,user,
名古屋本社,S000002,SV0000002,Latitude3301,46225467,利用可能,DELL,Latitude3301,ノートPC,本社,tanaka,tanaka@example.com,2021/11/01,90000,12,user,
名古屋本社,S000003,SV0000003,Latitude3301,26225467,利用可能,DELL,Latitude3301,ノートPC,本社,,,2022/02/01,90000,12,,
東京営業所,S000004,SV0000004,Tera Station,358543,利用可能,Buffalo,Buffalo NAS1,ストレージ,サーバ室,,,2021/03/01,300000,24,location,サーバ室
東京営業所,S000005,SV0000005,PowerEdge R610,6746,利用不可,DELL,PowerEdge R610-1,サーバハードウェア,サーバ室,,,2019/05/01,100000,24,location,サーバ室

CSVファイルの一行目は、ヘッダとして扱われ、インポート先とのフィールドの対応付けで必要となります。

資産の登録で利用できるフィールド名は以下の通りです。

資産で利用可能なフィールド
フィールド名 日本語ヘッダ(例) 備考
Asset Tag 資産ID 必須
Category カテゴリー
必須
事前登録されていなければ自動作成されます
Model Name モデル名
必須
事前登録されていなければ自動作成されます
Manufacturer 製造元/メーカー
必須
事前登録されていなければ自動作成されます
Model Number 型番  
Item Name 資産名  
Purchase Date 購入日 yyyy/mm/dd で指定可能
Purchase Cost 購入費用  
Serial Number シリアル番号  
Status 資産のステータス 事前登録されていなければ自動作成されます
Supplier 仕入れ先  
Order Number 発注書番号 事前登録されていなければ自動作成されます
Notes 備考  
Warranty Months 保証期間
月数で指定します
12 と指定した場合は12ヵ月となります
Image Filename 画像の名前 画像自体はサーバ上のsnipe-it/public/uploads/assetsに配置が必要
Location 場所 事前登録されていなければ自動作成されます
Company 会社名/所属 事前登録されていなければ自動作成されます
Username 利用者
事前登録されていなければ自動作成されます
資産登録時に利用者へ資産の貸し出しも同時に行いたい場合に入力します
Email (利用者の)メールアドレス 事前登録されていなければ自動作成されます
Full Name (利用者の)フルネーム  
Checkout Location 貸し出し場所 事前登録されていなければ自動作成されます
Checkout Type 貸し出しの種類
資産登録時に資産の貸し出しも同時に行いたい場合に設定します
user/asset/locationのいずれかが指定します
デフォルトはuserです
locationを指定した場合はCheckoutLocationに指定した場所に資産が割り当てられます

3.1.2. CSVファイルのインポート

右側にある設定メニューから インポート を選択します。 インポート画面の右上にある Select Import File... ボタンを押し、インポートするファイルを選択します。

_images/import.png

ファイルを選択すると、以下の画面が表示されます。

_images/import2.png

今回は資産を登録するため、Import Typeから Assets を選択します。

動作オプションを選択します。

  • Update Existing Values?
    • 有効にするとすでに存在するデータを上書きする
  • Send Welcome Email for new Users?
    • 有効にすると新たなユーザが登録される場合、ウェルカムメールを送信する
  • Backup before importing?
    • 有効にするインポート前にDBのバックアップを自動的に取得する
_images/import2-1.png

フィールド名とCSVファイルヘッダの対応付けを行い、 import ボタンを押します。 対応付けについては 資産で利用可能なフィールド を参照してください。

インポートに成功すると以下のように資産の一覧が表示されます。

_images/import2-2.png

3.2. 付属品の登録

ここでは、付属品(Accessory)をCSVファイルを用いて登録する方法について解説します。

3.2.1. CSVファイルの準備

まず、インポートするためのCSVファイルを作成します。

以下は、付属品を登録するCSVファイルの例です。

資産名,購入日,購入費用,利用場所,型番,メーカー,カテゴリ,数量
マウス,2021/11/01,1000,本社,96J-115Z,DELL,マウス,53
キーボード,2021/11/01,2500,本社,12A-88RG,DELL,キーボード,23

CSVファイルの一行目は、ヘッダとして扱われ、インポート先とのフィールドの対応付けで必要となります。

付属品の登録で利用できるフィールド名は以下の通りです。

付属品で利用可能なフィールド
フィールド名 日本語ヘッダ(例) 備考
Item Name 資産名  
Company 会社名/所属 事前登録されていなければ自動作成されます
Category カテゴリー
必須
事前登録されていなければ自動作成されます
Location 利用場所 事前登録されていなければ自動作成されます
Purchase Date 購入日 yyyy/mm/dd で指定可能
Purchase Cost 購入費用  
Quantity 数量 必須
Manufacturer 製造元/メーカー
必須
事前登録されていなければ自動作成されます
Model Number 型番  
Item Number 品番  
Supplier 仕入先  
Order Number 発注書番号 事前登録されていなければ自動作成されます
Image Filename 画像の名前 画像自体はサーバ上のsnipe-it/public/uploads/assetsに配置が必要

3.2.2. CSVファイルのインポート

右側にある設定メニューから インポート を選択します。 インポート画面の右上にある Select Import File... ボタンを押し、インポートするファイルを選択します。

_images/import.png

ファイルを選択すると、以下の画面が表示されます。

_images/accessory_import1.png

今回は付属品を登録するため、Import Typeから Accessories を選択します。

動作オプションを選択します。

  • Update Existing Values?
    • 有効にするとすでに存在するデータを上書きする
  • Send Welcome Email for new Users?
    • 有効にすると新たなユーザが登録される場合、ウェルカムメールを送信する
  • Backup before importing?
    • 有効にするインポート前にDBのバックアップを自動的に取得する
_images/accessory_import2.png

フィールド名とCSVファイルヘッダの対応付けを行い、 import ボタンを押します。 対応付けについては 付属品で利用可能なフィールド を参照してください。

インポートに成功すると以下のように付属品の一覧が表示されます。

_images/accessory_import3.png

3.3. 構成部品の登録

ここでは、構成部品(Components)をCSVファイルを用いて登録する方法について解説します。

3.3.1. CSVファイルの準備

まず、インポートするためのCSVファイルを作成します。

以下は、構成部品を登録するCSVファイルの例です。

資産名,購入日,購入費用,利用場所,注文番号,カテゴリ,シリアル番号,数量
Core i7,2021/11/01,20000,本社,C112004,CPU,4gwoi58-09,10
DDR4,2021/11/01,8000,サーバ室,C122021,メモリ,6jsdgvi20-19,1

CSVファイルの一行目は、ヘッダとして扱われ、インポート先とのフィールドの対応付けで必要となります。

構成部品の登録で利用できるフィールド名は以下の通りです。

構成部品で利用可能なフィールド
フィールド名 日本語ヘッダ(例) 備考
Item Name 資産名  
Company 会社名/所属 事前登録されていなければ自動作成されます
Category カテゴリー
必須
事前登録されていなければ自動作成されます
Location 利用場所 事前登録されていなければ自動作成されます
Purchase Date 購入日 yyyy/mm/dd で指定可能
Purchase Cost 購入費用  
Quantity 数量 必須
Serial Number シリアル番号  
Order Number 発注書番号 事前登録されていなければ自動作成されます
Image Filename 画像の名前 画像自体はサーバ上のsnipe-it/public/uploads/assetsに配置が必要

3.3.2. CSVファイルのインポート

右側にある設定メニューから インポート を選択します。 インポート画面の右上にある Select Import File... ボタンを押し、インポートするファイルを選択します。

_images/import.png

ファイルを選択すると、以下の画面が表示されます。

_images/components_import1.png

今回は構成部品を登録するため、Import Typeから Components を選択します。

動作オプションを選択します。

  • Update Existing Values?
    • 有効にするとすでに存在するデータを上書きする
  • Send Welcome Email for new Users?
    • 有効にすると新たなユーザが登録される場合、ウェルカムメールを送信する
  • Backup before importing?
    • 有効にするインポート前にDBのバックアップを自動的に取得する
_images/components_import2.png

フィールド名とCSVファイルヘッダの対応付けを行い、 import ボタンを押します。 対応付けについては 構成部品で利用可能なフィールド を参照してください。

インポートに成功すると以下のように構成部品の一覧が表示されます。

_images/components_import3.png

3.4. 消耗品の登録

ここでは、消耗品(Consumables)をCSVファイルを用いて登録する方法について解説します。

3.4.1. CSVファイルの準備

まず、インポートするためのCSVファイルを作成します。

以下は、消耗品を登録するCSVファイルの例です。

資産名,購入日,購入費用,利用場所,型番,メーカー,発注番号,カテゴリ,数量
ボールペン,2022/01/11,200,本社,SARASA1,SARASA,K375B96M,文房具,200
赤ペン,2022/01/11,100,本社,SARASA2,SARASA,K375B97M,文房具,200
蛍光ペン,2022/01/11,120,本社,power,power,K156B97M,文房具,150
消しゴム,2022/01/11,50,本社,mono,mono,K237C93M,文房具,100

CSVファイルの一行目は、ヘッダとして扱われ、インポート先とのフィールドの対応付けで必要となります。

消耗品の登録で利用できるフィールド名は以下の通りです。

消耗品で利用可能なフィールド
フィールド名 日本語ヘッダ(例) 備考
Item Name 資産名  
Company 会社名/所属 事前登録されていなければ自動作成されます
Category カテゴリー
必須
事前登録されていなければ自動作成されます
Location 利用場所 事前登録されていなければ自動作成されます
Purchase Date 購入日 yyyy/mm/dd で指定可能
Purchase Cost 購入費用  
Quantity 数量 必須
Manufacturer 製造元/メーカー
必須
事前登録されていなければ自動作成されます
Model Number 型番  
Supplier 仕入先  
Order Number 発注書番号 事前登録されていなければ自動作成されます
Image Filename 画像の名前 画像自体はサーバ上のsnipe-it/public/uploads/assetsに配置が必要

3.4.2. CSVファイルのインポート

右側にある設定メニューから インポート を選択します。 インポート画面の右上にある Select Import File... ボタンを押し、インポートするファイルを選択します。

_images/import.png

ファイルを選択すると、以下の画面が表示されます。

_images/consumable_import1.png

今回は消耗品を登録するため、Import Typeから Consumables を選択します。

動作オプションを選択します。

  • Update Existing Values?
    • 有効にするとすでに存在するデータを上書きする
  • Send Welcome Email for new Users?
    • 有効にすると新たなユーザが登録される場合、ウェルカムメールを送信する
  • Backup before importing?
    • 有効にするインポート前にDBのバックアップを自動的に取得する
_images/consumable_import2.png

フィールド名とCSVファイルヘッダの対応付けを行い、 import ボタンを押します。 対応付けについては 消耗品で利用可能なフィールド を参照してください。

インポートに成功すると以下のように消耗品の一覧が表示されます。

_images/consumable_import3.png

3.5. ライセンスの登録

ここでは、ライセンス(Licenses)をCSVファイルを用いて登録する方法について解説します。

3.5.1. CSVファイルの準備

まず、インポートするためのCSVファイルを作成します。

以下は、ライセンスを登録するCSVファイルの例です。

利用者名,メールアドレス,利用者,資産名,カテゴリー,シリアル番号,メーカー,購入日,購入費,発注番号,ライセンスされた名前,ライセンスされたメールアドレス,有効期限,保有,再割り当て可能,シート数,所属,仕入先
山本幸子,yamamoto@example.com,yamamoto,spamGuard,Misc Software,1aa5b0eb-5472a6893c3c,株式会社デージーネット,2022/01/15,1000,386436062-5,admin,from@example.com,2023/01/14,FALSE,TRUE,30,本社,DesigNET
斎藤次郎,saito@example.com,saito,AntiSpam,Misc Software,c6f022c1-6b371dcdf733,株式会社アンチスパム,2022/01/15,1000,257871081-3,山田太郎,yamada@example.com,2023/01/14,TRUE,FALSE,5,東京営業所,Prohaska LLC
加藤史郎,kato@example.com,kato,AntiSpam,Misc Software,c6f022c1-6b371dcdf733,株式会社アンチスパム,2022/01/15,1000,257871081-3,山田太郎,yamada@example.com,2023/01/14,TRUE,FALSE,5,東京営業所,Prohaska LLC
山本幸子,yamamoto@example.com,yamamoto,myAntiSpam,Misc Software,ifentb0eb-893c3cdeign2f,株式会社アンチスパム,2022/01/15,1000,386436062-5,admin,from@example.com,2023/01/14,FALSE,TRUE,30,本社,DesigNET
田中一郎,tanaka@example.com,tanaka,myAntiSpam,Misc Software,ifentb0eb-893c3cdeign2f,株式会社アンチスパム,2022/01/15,1000,386436062-5,admin,from@example.com,2023/01/14,FALSE,TRUE,30,本社,DesigNET
鈴木涼子,suzuki@example.com,suzuki,myAntiSpam,Misc Software,ifentb0eb-893c3cdeign2f,株式会社アンチスパム,2022/01/15,1000,386436062-5,admin,from@example.com,2023/01/14,FALSE,TRUE,30,本社,DesigNET
小林義男,kobayashi@example.com,kobayashi,myAntiSpam,Misc Software,ifentb0eb-893c3cdeign2f,株式会社アンチスパム,2022/01/15,1000,386436062-5,admin,from@example.com,2023/01/14,FALSE,TRUE,30,本社,DesigNET

CSVファイルの一行目は、ヘッダとして扱われ、インポート先とのフィールドの対応付けで必要となります。

ライセンスの登録で利用できるフィールド名は以下の通りです。

ライセンスで利用可能なフィールド
フィールド名 日本語ヘッダ(例) 備考
Asset Tag 資産ID 必須
Category カテゴリー
必須
事前登録されていなければ自動作成されます
Model Name モデル名
必須
事前登録されていなければ自動作成されます
Maintained 保有
TRUEまたはFALSEを指定
ライセンスを保有している場合はTRUEを指定します
Reassignable 再割り当て可能
TRUEまたはFALSEを指定
再割り当て可能なライセンスの場合はTRUEを指定します
Manufacturer 製造元/メーカー
必須
事前登録されていなければ自動作成されます
Model Number 型番  
Item Name 資産名  
Seats シート数 ライセンスのシート数を数で指定します
Purchase Date 購入日 yyyy/mm/dd で指定可能
Purchase Cost 購入費用  
Expiration Date 有効期限 yyyy/mm/dd で指定可能
Serial Number シリアル番号  
Status 資産のステータス 事前登録されていなければ自動作成されます
Supplier 仕入れ先  
Order Number 発注書番号 事前登録されていなければ自動作成されます
Notes 備考  
Warranty Months 保証期間
月数で指定します
12 と指定した場合は12ヵ月となります
Image Filename 画像の名前 画像自体はサーバ上のsnipe-it/public/uploads/assetsに配置が必要
Location 場所 事前登録されていなければ自動作成されます
Company 会社名/所属 事前登録されていなければ自動作成されます
Username 利用者
事前登録されていなければ自動作成されます
資産登録時に利用者へ資産の貸し出しも同時に行いたい場合に入力します
Email (利用者の)メールアドレス 事前登録されていなければ自動作成されます
Full Name (利用者の)フルネーム  
Licensed To Name ライセンスされた名前  
Licensed To Email ライセンスされたメールアドレス  
Checkout Location 貸し出し場所 事前登録されていなければ自動作成されます
Checkout Type 貸し出しの種類
資産登録時に資産の貸し出しも同時に行いたい場合に設定します
user/asset/locationのいずれかが指定します
デフォルトはuserです
locationを指定した場合はCheckoutLocationに指定した場所に資産が割り当てられます

3.5.2. CSVファイルのインポート

右側にある設定メニューから インポート を選択します。 インポート画面の右上にある Select Import File... ボタンを押し、インポートするファイルを選択します。

_images/import.png

ファイルを選択すると、以下の画面が表示されます。

_images/import2.png

今回はライセンスを登録するため、Import Typeから Licenses を選択します。

動作オプションを選択します。

  • Update Existing Values?
    • 有効にするとすでに存在するデータを上書きする
  • Send Welcome Email for new Users?
    • 有効にすると新たなユーザが登録される場合、ウェルカムメールを送信する
  • Backup before importing?
    • 有効にするインポート前にDBのバックアップを自動的に取得する
_images/import2-1.png

フィールド名とCSVファイルヘッダの対応付けを行い、 import ボタンを押します。 対応付けについては ライセンスで利用可能なフィールド を参照してください。

インポートに成功すると以下のようにライセンスの一覧が表示されます。

_images/import2-2.png
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