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Kea DHCP Serverとは

Keaとは、ISC-DHCPの後継として、高性能で拡張可能であることを目指して開発されたDHCPv4/DHCPv6サーバである。オープンソースソフトウェアとして提供されている。オンラインによる設定変更ができるようになっており、ISPや大学等において、より安全で便利なDHCPサービスを提供できる。

Keaは2015年12月29日にバージョン1.0.0がリリースされている。

Kea

Keaは、ISC(Internet Systems Consortium)によって開発された新しいオープンソースのDHCPv4/DHCPv6サーバである。

現在、ISPや企業で広く使用されているISC-DHCPでは、設定変更時にサーバの再起動を行う必要があったが、Kea-DHCPでは設定変更時にサーバ再起動を行うことなく反映できるようになった。その他、リース情報をMySQL等のRDBMSに出力したり、ホスト毎の固定IPアドレスの設定にMySQLを使えるようになったり、柔軟な設定が可能となっている。

また、外部システムと連携するためのAPIが提供されている。APIを通して、DHCPサーバの統計情報を取得することもできる。

Kea主な機能

  • DHCPv4, DHCPv6, ダイナミックDNSサーバ
  • OpenSSLサポート
  • IPv6プレフィックスデリゲーション
  • ホスト固定IPアドレス割り当て
  • PXEブート
  • CSVファイル, MySQL, PostgreSQLへのリース情報の出力
  • JSON設定ファイル、MySQLでのホスト固定IPアドレスの設定(DHCPv4のみ)
  • アプリケーションAPI
  • Linux, BSD, Mac OS X サポート
  • システムの再起動なしで設定を更新
  • 統計情報の出力

データベース連携

KeaはDHCPリース情報をMySQLやPostgreSQL等のデータベースに出力することができる。この機能を利用すれば、リースファイルを検索して表示するためのアプリケーション等を容易に作成することができる。
また、ホスト固定IPアドレスをデータベースから参照することもできる。ホストを新たに追加する場合、データベースにエントリを追加すれば、DHCPサーバの再起動や設定再読み込みの操作が不要となり、安心で便利なDHCPサービスを運用できる。

デージーネットの取り組み

ISC-DHCPとの比較を行うために性能測定を行った。リースファイル出力の方式をスピード重視のmemfileに設定した場合、約30倍の速度でIPアドレス割り当ての処理を行うことができた。リースファイルをRDBMS(MySQL,PostgreSQL)に出力する場合もISC-DHCPと同等の速度で処理が行えることがわかった。
ベンチマークの結果も含めて、Keaの調査・検証を行った結果を「Kea調査報告書」として公開している。下記のURLからダウンロードできる。
https://www.designet.co.jp/download/

Keaは新しいソフトウェアということもあり、まだ実績が少ない。デージーネットはISPサービスを提供しているケーブルテレビと連携して、Keaの実証実験を実施している。

デージーネットでは、KeaがDHCPサーバの再起動することなく設定変更を行えるという特徴を利用して、ホスト固定IPアドレスの割り当て設定が頻繁に発生するシステムへの提供を勧めている。

【カテゴリ】:ネットワークインフラ  ネットワーク  

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