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10. IPアドレスを管理する

本章では、IPアドレスの管理方法について解説します。 IPアドレスの管理はサブネットの詳細画面から行います。

phpIPAMのサブネット詳細画面

上記の図の番号と対応する操作は次の通りです。

  1. サブネットのプロパティの編集
  2. 新しいネストサブネットを作成
  3. サブネットの許可を管理
  4. リンクされたIPv6サブネットの管理
  5. お気に入り登録
  6. 変更履歴
  7. IPアドレスの追加
  8. サブネットのスキャン
  9. IPアドレスのインポート
  10. IPアドレスのエクスポート
  11. IPアドレス情報のメール送信

10.1. IPアドレスを追加する

IPアドレスを追加するには、サブネットの詳細画面の + アイコンをクリックします。

クリックすると次の画面が表示されます。

phpIPAMのIPアドレス追加画面

入力項目は次の通りです。

  • IPアドレス : IPアドレスを入力します。172.16.0.10-172.16.0.20のように範囲で指定することもできます
  • ホスト名 : ホスト名を入力します
  • 説明 : IPアドレスの説明を入力します
  • MACアドレス : IPアドレスに対応するマックアドレスを入力します
  • タグ : タグを選択します
  • ゲートウェイです : Yesの場合、ゲートウェイアドレスとして登録されます
  • Customer : IPアドレスを使用する顧客を選択します
  • 所有者 : IPアドレスの所有者を入力します
  • デバイス : IPアドレスと対応するデバイスを入力します
  • 場所 : IPアドレスと対応する場所を入寮します
  • 注意 : 注意事項を入力します
  • ユニーク : チェックした場合、ユニークなホスト名かチェックが行われます

追加すると次のようにIPアドレスの一覧が表示されます。

phpIPAMのIPアドレス一覧

10.2. IPアドレスの更新と削除・稼働状況の確認を行う

IPアドレスの更新や削除は、IPアドレスの一覧から行うことができます。

phpIPAMのIPアドレス更新

上記の図の番号と対応する操作は次の通りです。

  1. IPアドレスの編集
  2. IPアドレスの利用状況の表示
  3. 通知メールの送信
  4. IPアドレスの削除

10.3. サブネットのスキャンによるIPアドレス登録を行う

サブネット詳細画面のスキャンボタンをクリックすると、pingやSNMPなどの プロトコルにより、自動的にIPアドレスを検出することができます。

phpIPAMのIPアドレススキャン

スキャンの結果、IPアドレスが検出されると以下のように表示されます。

phpIPAMのIPアドレススキャン結果

検出されたIPアドレスは、 発見されたホストを追加します ボタンを押すことで一括で登録することもできます。

phpIPAMのIPアドレススキャン結果

10.4. ビジュアルサブネット表示とタグについて

サブネット詳細画面の最下部に、ビジュアルサブネット表示の項目があります。

phpIPAMのビジュアルサブネット

この項目は、IPアドレスのステータスを目視するためのインタフェースです。 上記の画像では、色が変化している項目がありますが、それらはIPアドレスに設定された タグと連動しています。

  • 緑: 利用中
  • 赤: オフライン
  • 白: 未使用
  • 青: 予約済み
  • グレー: DHCP

また任意の番号の図をクリックすることで、そのIPアドレスの編集画面を開くこともできます。

Hint

この機能はIPv4のサブネットのみで利用できます。

10.5. IPアドレスのインポートを行う

サブネット詳細画面のインポートボタンからIPアドレスに関連する情報のインポートを行うことができます。

次はインポートの画面です。

phpIPAMのインポート

CSVまたはXLSの形式のファイルをインポートすることができます。 ファイルを選択し、 アップロードされたサブネットを表示する をクリックすると、インポートされるIPアドレスが一覧で表示されます。

phpIPAMのインポート

問題なければ、データベースに値をインポートしますか?の欄で はい を選択します。

phpIPAMのインポート

10.6. IPアドレスのエクスポートを行う

サブネット詳細画面のエクスポートボタンからIPアドレスに関連する情報のエクスポートを行うことができます。

次はエクスポートの画面です。

phpIPAMのエクスポート

エクスポートはXLSの形式で行うことができます。 エクスポートしたいフィールドを選択し、 エクスポート ボタンを押すことで、エクスポートすることができます。

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