Canvas LMSとMoodleの機能を徹底比較!OSSのおすすめ学習管理システム
デジタル化の促進やコロナ禍の影響を受け、eラーニングの需要が急速に高まりました。効果的な学習管理システム(LMS:Learning Management System)の選定は教育機関や企業にとって非常に重要です。特に、無料で使えるオープンソースの学習管理システムであるCanvas LMSとMoodleは、その豊富な機能と柔軟性から多くの支持を集めています。本記事では、これら二つの主要なオープンソースソフトウェアのLMSを比較し、それぞれの特徴やメリットを詳しく解説します。Canvas LMSとMoodleを比較した表も掲載していますので、特徴や違いを理解し、自らのニーズに応じた最適なLMSを探す際の参考にしてください。
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目次
LMS(学習管理システム)とは
LMS(学習管理システム)とは、オンライン上で行う学習において、教材の配信に関する仕組みや、教材内容・受講者・学習の進捗状況をデータ上で管理するシステムのことを指します。LMSは、英語の「Learning Management System」の略称です。インターネットの普及を背景に、自分のペースで学習を進めることができるeラーニングシステムの導入が進みました。またコロナ禍の影響で、それまで主流だった対面での研修や受講者を集合させて講義を行う集団研修が困難になり、オンライン学習の記録や成績の確認をしやすくすることを目的として、LMSが活用されるようになりました。
近年のLMSは、学校教育・一般企業の人材育成向けに必要な機能を統合したプラットフォーム的な役割を持つLMSや、仕事で専門的な知識やスキルを必要とする特定の分野・業界に特化して開発されたLMSなどがあります。また、最近のLMSの傾向として、マルチデバイスに対応しているものが多く、PCに加え、スマートフォンやタブレットなど複数の端末から利用可能となっています。会社や自宅などの場所や時間を気にせずいつでもどこでも学習に参加できたり、メールやチャット、SNSと連携して講師と受講者間の双方向のコミュニケーションを気軽に取ることができたりするのも特徴です。
LMS(学習管理システム)の導入メリット
LMSを導入することで、講師・受講者・管理者のそれぞれに、次のようなメリットがあります。
講師側のメリット
講師にとっては、LMSを利用することで、課題の提出状況やテストの結果のチェックなど、受講者の学習の進捗管理や成績管理をより効率的に行えるというメリットがあります。また、各受講者の学習の進行状況を確認することで、受講者一人ひとりの得意分野・苦手分野も分析しやすくなり、個々の学習状況に合わせた質の高いカリキュラムを作成することができます。
また、講師と受講者で個別にやり取りができるコミュニケーション機能を利用することで、離れた場所にいる場合でも手軽に、授業の内容を理解できたか、どこが分からなかったかなどを、LMS上ですぐに質問・回答することができます。そのため、受講者の理解度や定着度の把握、その後の学習のフォローをより効果的に行うことができ、苦手分野の克服や強化、必要な能力の習得を促進することができます。
受講者側のメリット
学生や企業の新入社員・従業員など、受講者側にとってもLMSを用いて学習するメリットがあります。LMSでスケジュールや成績を一覧で確認することで、より自身の学習目標を立てやすくなる可能性があります。また、自らの得意・不得意が明確になり、学習に対するモチベーションの向上にも繋がるため、自律的な学びを促すことができます。
さらに、インターネットを使って学習を進めることができるため、スマホやパソコンからインターネットに繋ぐことができれば、移動中などの隙間時間に学習に取り組むことができます。時間や場所に縛られず、それぞれの異なる学習スタイルに合わせて自由に学べるというのも大きなメリットです。
管理者側のメリット
研修担当者や人事担当者など、管理者にもメリットがあります。LMSを利用することで、受講者情報やコース内容、講師が立てた学習計画の一元管理ができるため、教育や研修の運営を効率よく進めることができ、管理者の業務負担の軽減につながります。また、1人ひとりの学習状況や履修した講座などの蓄積されたデータを可視化できれば、それを基に人事評価にも活用できます。
さらに、LMSの活用はコストの削減にもつながります。従来のような集合研修では、実施に必要な準備や参加者の出欠管理など、管理者の人的リソースがかかってしまいます。LMSを使い新人研修やスキルアップ等のプログラムをオンライン上で管理することで、集合型の研修と異なり、研修のための場所を探したり、講師を管理したりするために必要な時間・コストを減らすことができます。また、これらの情報を総合的に管理することで、セキュリティやコンプライアンス対策を施しやすくなり、要件に準拠したシステムを運用することができます。
上記のような特徴から、LMSの導入によって、「受講対象者の管理や教材配信に手間がかかる」、「学習の進捗状況が十分に把握できない」、「学習の成果を管理・分析できない」などといった課題を解決できます。
LMS(学習管理システム)に必要な基本機能
LMSの基本的な機能の例として、具体的に以下のようなものが挙げられます。
学習教材の配信
講義・研修で使用する教材や動画などを配信する機能です。自社で制作したオリジナルの映像教材やスライド資料のアップロード、コースの登録、内容の更新や削除などが行えます。どの受講者・グループに何のカテゴリーの教材を受けてもらうかなど、教材の割り当てを行い、受講者が簡単に教材や試験にアクセスできるようにします。
受講者ごとの学習管理
受講者情報の確認、授業やレッスンの進捗、成績の追跡、出欠管理をするのに役立つ機能です。受講者の個人別のデータはもちろん、一覧表示で他の受講者との成果を比較しながら確認することもできます。教材動画の視聴状況などをグラフ等で可視化してくれる機能を備えたものもあります。また、コースに無関係なユーザが教材を閲覧できないよう、受講ユーザを制限する機能も含まれています。
課題の設定・採点機能
受講者の成績の評価やフィードバックを行うための機能です。講座に含まれるテストの実施やレポート提出、採点の自動化、成績の記録、アンケート機能などが含まれます。
コミュニケーション機能
スマートフォンやタブレットの普及により、最近の学習管理システムのトレンドとして、システム内で受講者同士や講師・学習者との間でコミュニケーションを取るための機能が取り入れられています。チャットやWeb会議などを通じて、受講者同士で情報を共有したり、講師へ質問をしたりできるため非常に便利です。また、一緒に学習を進める人同士で交流の場や機会を設けることで、学習意欲を引き出すことに繋がります。時には、難しいと感じた点や疑問点を仲間と共有することによって、課題や問題が解消することもあります。
本記事で紹介する学習管理システムのCanvas LMSとMoodleにも、上記の基本機能が共通して備わっています。以下では、それぞれの主な特徴について紹介します。
学習管理システムの活用例
新型コロナウイルスの影響や働き方改革、企業のデジタル化への取り組みなどにより、対面での授業や研修を行う機会が減少したことで、LMSの必要性は幅広い分野で高まっています。以下では、代表的な活用例を紹介します。
社内研修
企業や組織では、新入社員向けのビジネスマナー研修や管理職向けのマネジメント研修といった階層別研修、営業職のセールストーク研修や技術者の定期的なスキルアップのトレーニングといった役職別の研修など、様々な研修が実施されています。LMSを活用することで、これらを体系的に習得することができます。そのほか、戦略的な教育・育成の計画立案や実施、成果の評価などを効率化し、組織全体での能力向上や人材活用、ノウハウ等のナレッジ共有、研修担当者の負担軽減など、幅広い効果が期待できます。
学校教育
大学や塾などの教育機関においても、LMSが活用されています。教材の配布や宿題の管理、テストの実施、生徒の学習進捗の把握などに役立ち、生徒・教師の双方にメリットがあります。実際にeラーニングの普及により、最近はオンライン学習プラットフォームが学校教育にも導入されるケースが増加しています。
専門スキルの習得
医療・介護関係や技術的な分野の専門知識を身に付ける際にも、LMSの利用は効果的です。特定の分野の職種や専門家など人々が自身のペースで学習を進められ、受講者個人に合った適切な知識習得を実現することができます。
個人学習の支援
資格やスキルアップなど、個人の学びをサポートするツールとしても活用されています。目的に合わせた自己学習のためのコースがサイト上で提供されていたり、学習の進捗状況や効果、評価などを可視化してくれる機能が使えたりなど、個人の目標達成を支援するためのツールとして利用することができます。
LMSのおすすめ① Canvas LMS
Canvas LMSは、Instructure社が開発を行い、世界中のさまざまな企業や学校で利用されている学習管理システムです。AGPLv3のライセンスでオープンソースとして公開されているコミュニティ版と、クラウドサービス版の両方が提供されており、オンプレミス型、クラウド型のどちらでも利用可能です。
Canvas LMSの歴史
2011年に最初のバージョンがリリースされ、当初から先進的な機能とユーザフレンドリーなインターフェースで注目を集めました。米国の大学や教育機関を中心に広く利用されるようになり、学習管理システムとしてのグローバルシェアは現在も拡大しています。
Canvas LMSの特徴
Canvas LMSには以下の特徴があります。
世界シェアNo.1
学習管理システムの以前のマーケットシェアはMoodleがトップでしたが、2018年の米国の市場調査ではCanvas LMSが28%、Moodleが23%となり、Canvas LMSが初めてMoodleを上回りました。それ以降、現在もCanvas LMSがNo.1のグローバルシェアを維持しています。そのため、活発でつながりのあるコミュニティによって、常に世界中のパートナーから最新のサポートや技術情報の共有がされている点もCanvas LMSの強みです。最近は日本の国内でも、大学などで徐々に導入数が増えてきています。
直感的なWebインターフェース
Canvas LMSは、簡単に使えて操作性の良い学習管理システムをポリシーとして設計されており、シンプルで分かりやすい操作画面も魅力の一つです。ITに関する専門的な知識を持っていないユーザも直感的に操作することができます。
SISインポート機能
Canvas LMSでは、学生に関する様々な情報を取得することができる「SIS(Student Information Services) インポート」と呼ばれる機能が搭載されています。この機能を利用することで、他のシステムの情報をCSV形式のファイルでインポートすることができます。そのため、既存のシステムで管理されている情報もCanvas LMSと簡単に連携することができます。具体的には、以下のような情報を取得可能です。
- ユーザ情報・認証情報
- ユーザの役割
- アカウント
- コース
- グループ
脆弱性の数が少ない
Canvas LMSは、同じくオープンソースで公開されているMoodleと比較すると、過去数年で報告された脆弱性の数が非常に少ないです。2019年では、Moodleで16件の脆弱性が報告されているのに対し、Canvas LMSでは3件しか報告されておらず、ソフトウェアの安全性が高いことが分かります。セキュリティ面だけでなく、管理者にとっても頻繁にアップデートをする手間が省け、管理業務の負担を大幅に軽減することができるというメリットがあります。
ウェビナーシステムと連携可能
Canvas LMSは、OSSのウェビナーシステムであるBigBlueButtonと連携することが可能です。そのため、Canvas LMSのシステム内でウェビナーを開催することができます。BigBlueButtonと連携することで、レジュメを使用した講義の開催はもちろん、その講義のビデオ録画もすることが可能です。
LMSのおすすめ② Moodle
Moodleは、世界中の教育機関や組織で利用されているWebベースの学習管理システムです。オーストラリアのMartin Dougiamas氏を中心として開発され、Moodle Pty Ltdによって開発および保守が行われています。オープンソース版のMoodleのライセンスはGNU General Public Licenseで公開されており、またクラウド版も存在します。
またMoodleは、数名の学生から数百万人程度の利用者まで、小規模なクラスと大規模な組織の両方のニーズをサポートするように拡張できます。その柔軟さとスケーラビリティにより、教育、ビジネス、政府など幅広く利用されています。
Moodleの歴史
2002年に、基本的なeラーニングの機能を含んだ状態で、最初のバージョンであるMoodle 1.0がリリースされました。オープンソースであるため多くの開発者やコミュニティのメンバーが改善や機能追加を行ったことで急速に成長し、その後多くの教育機関や組織で採用されるようになりました。
Moodleの特徴
Moodleには以下の特徴があります。
教材ページの作成・公開が容易
Moodleでは、Webサーバーへのアップロード方法やHTML等についてのスキルや知識がなくても、比較的簡単に教材ページを作成・公開することができます。また、H5P(HTML5パッケージ)が用意されており、これをダウンロードして変更を加えることで、インタラクティブビデオ、動画内テスト、説明埋め込み、プレゼンテーションなど、様々なコンテンツを簡単に作成することが可能です。さらにMoodleは公式ドキュメントも充実しているため、使い方をすぐに検索して調べることができます。
カスタマイズ性が高い
Moodleでは、コミュニティやベンダーによって様々な種類のカスタムプラグインが提供されています。これらの拡張機能を付与することで、足りない機能を補ったり、用途に合わせて独自にカスタマイズしたりすることができるため、学習者一人一人に合った最適な学習体験を提供することができます。
モバイルアプリが利用可能
Moodleには、モバイル用の専用アプリが用意されています。Google PlayやApple App Storeから無料でダウンロードでき、誰でも利用することが可能です。Moodleアプリを利用することで、メッセージやイベントに関する通知をモバイル端末上で確認したり、コース内のユーザとコミュニケーションを取ったりすることができます。
Canvas LMSとMoodleの比較表
学習管理システムを導入する際は、学習内容や受講者の利用スタイルを踏まえ、自社にはどのような機能が必要かを判断する必要があります。オープンソース版のCanvas LMSとMoodleについて、特徴的な機能を表にまとめました。
比較項目 | Canvas LMS | Moodle | |
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価格 | オープンソースのため無料 | オープンソースのため無料 | |
基本機能 |
コース管理 |
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コンテンツ管理 |
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ユーザ管理 |
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課題提出 |
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テスト |
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出欠管理 |
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コミュニケーション |
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アンケート |
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カスタマイズ | 外部アプリ(LTI)等でカスタマイズ可能 | 豊富なカスタムプラグインによって高度なカスタマイズが可能 | |
インターフェースの操作性 |
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専用のデザインテーマを採用した美しくユーザーフレンドリーなインターフェース |
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セキュリティ | プライバシーの設定はGDPRに準拠 |
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認証プロバイダ |
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サポートとトレーニング | 活発でつながりのある教育者コミュニティで、各国の企業や大学などのパートナーとサービス、サポート、技術を共有可能 |
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システム連携 |
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プラグインを使用することで、多くの外部サービスやデータベースと連携が可能 |
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国際規格への対応 |
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多言語対応 | 約50の言語の切り替えに対応 | 120以上の言語の切り替えに対応 | |
アップデート | 毎月第3土曜日に実施 | 年2回メジャーバージョンアップを実施 | |
利用統計情報 | 以下の統計情報を取得
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サイト内の様々な部分で発生したヒット数をグラフで表示 | |
モバイルアプリ | クラウドサービスでのみ利用可能 | 利用可能 |
上記はオープンソース版についての比較です。
おすすめ学習管理システムまとめ
今回ご紹介したCanvas LMSとMoodleの2つのソフトウェアについて、それぞれのポイントを下記にまとめました。LMSを導入する場合、各ツールの違いを比較して自社の利用形態に適したソフトウェアを選択することが大切です。今後、組織の環境にあったLMSを選ぶにあたり、参考にしてください。
Canvas LMS
- Webインターフェースがシンプルで分かりやすく、操作しやすい
- SISインポートに対応している
- 世界中でシェアが伸びており、コミュニティの活動が活発
Moodle
- 専門的な知識が無くても、簡単にコースや教材を作成できる
- 豊富なプラグインが用意されており、カスタマイズ性に優れている
- モバイルアプリが利用可能
デージーネットの取り組み
LMSを導入・運用する場合、利用人数が多いとその分利用コストが高くなるというデメリットもあります。一方、オープンソースソフトウェアは、ライセンス料がかかりません。ユーザ数の制限なしで利用することができるため、機能や利用人数に応じて料金プランが変わるクラウドサービスに比べて、コストを抑えてシステムを利用できる場合があります。また、オンプレミス環境にシステムを構築できるため、セキュリティ性も高めることができます。
デージーネットでは、150種類以上のオープンソースソフトウェアを取り扱っています。これらの知見と多数の実績をもとに、学習管理システムの構築を行っています。システムの導入を検討中の方には、組織で求められる機能や利用環境、規模、予算などをご相談しながら、最適なシステムをご提案しております。また、導入後も安心してシステムを利用していただくためのサポートとして、Open Smart Assistanceという保守サービスを別途提供しています。Q&Aやセキュリティの情報提供、障害調査など、運用中のシステムを継続して利用できるよう支援しています。導入をご検討の際は、弊社ホームページもしくはお電話からお問合せください。
クラウドサービス版の提供
デージーネットは、Canvas LMSのクラウドサービスを提供しているInstructure社とパートナー契約を結んでいます。そのため、お客様のご要望に合わせて、クラウドサービス版、コミュニティ版の両方をご提案可能です。クラウドサービスは、導入時にかかる初期費用やバージョンアップ管理などのメンテナンスの手間が不要で、手軽にシステムを運用することが可能です。クラウドサービスの特徴や機能、コミュニティ版との違いなどは以下のページで紹介しています。
eラーニングシステムの構築サービス
デージーネットでは、独自のeラーニングシステム「LearNET(ラーネット)」を開発しました。これは、学習管理システムのCanvas LMS、動画配信システムのAVideo、シングルサインオンのKeycloakといった、複数のOSSを連携させたeラーニングシステムとなっています。また、弊社が独自に設計した、動画視聴の履歴を参照できるWebUIがあります。この画面で、ユーザーのアクセス状況、どれくらい動画を視聴したのかなどを一覧で確認することが可能です。そのため、学習の管理と動画などの教材の視聴が、このシステム内で完結します。また、Keycloakと連携させることで、システムごとに都度ID・パスワードを入力する必要がなく、1度のログインだけでeラーニングシステムを利用することが可能です。
学習管理システムの関連情報
Canvas LMS調査報告書
CanvasLMSは、学校などの教育機関や企業の社員教育などで利用できる学習管理システムです。管理者・講師・受講者向けの機能の説明や、サーバーへのインストール方法、基本的な操作方法を調査してまとめています。
Canvas LMS〜Moodleに代わるOSSの学習管理システム〜
Canvas LMSとは、企業の社員研修や学校などの教育機関で教材配信や成績の管理ができる学習管理システムです。学習に必要な機能を集結しており、世界中の多くの教育機関で採用されています。弊社が実際に構築した導入事例や、作成したマニュアルも掲載しています。
Canvas LMSのクラウドサービス
学習管理システムのCanvas LMSは、クラウドサービスとしても提供されています。そのため、WebベースのSaasとしての利用も可能です。ここでは、クラウドサービスのCanvas LMSの特徴と機能や多様なオプションの紹介、コミュニティ版との違いを整理して掲載しています。
学習管理システムCanvas LMSを利用した社内研修システム構築事例
お客様の社内研修用システムとして、Canvas LMSを導入した事例です。導入の結果、ユーザの作成から講座の登録までを一元管理できるようになりました。また、Azure ADでユーザがログインできるよう認証の設定も行いました。
Canvas LMSを利用した社内の学習管理システムの導入
弊社内に、Canvas LMSを利用した学習管理システムを構築した事例です。社員の研修にeラーニングシステムを導入した結果、講座内のテストを自動で採点できたり、受講者の成績を一覧で把握できるため、成績管理や情報共有がとてもスムーズになりました。研修教材の修正も簡単にできるため、研修実施の効率化にも貢献しています。
話題のeラーニングシステムとは?無料のOSSで実現〜LearNET〜
LearNET(ラーネット)は、成績管理や動画の視聴状況などの機能を充実させた、弊社が開発したeラーニングシステムです。自社内のオンプレミスな環境にeラーニングシステムを構築することができます。そのため、適切なセキュリティ体制を維持しながらeラーニングを実践できます。