システム構築

構築事例:メールサーバのNFSメールスプール入れ替え

Open Smart Design

メールスプールに利用していたNFSサーバを、システム全体を停止することなく入れ替えました。休日・夜間も業務が止められないため、メールサーバを停止することなく入れ替えを行いたいというご要望に応えるため、独自のメール移行ツールを開発しました。各ユーザのメールセッションが一瞬だけ切れるという、ほぼ無停止の状態での移行を実現することができました。

お客様が悩まれていた課題
メールサーバがパフォーマンス不足になった
システム入れ替えのために業務が停止できない
+導入企業プロフィール
導入企業業種

出版社(愛知県名古屋市)

ユーザー規模

約2,000人

利用OS

Linux(Red Hat Enterprise Linux 6)

導入月

2012年7月頃

デージーネットが提案した「メールサーバのNFSメールスプール入れ替え」

アイコン男性

解決ポイント

細かなデータ移行で停止時間を最小化

メールスプールにNFSサーバを利用しているが、IMAPで利用するユーザが増えたため、パフォーマンス不足となったので入れ替えを実施したい。しかし、業務が停止できないため最小限の時間で入れ替えを実施したい、というご要望で提案しました。

メールデータの移行方法を工夫

メールスプール全体のデータコピーを行うのではなく、一人一人のユーザのメールデータを逐次的に移行することを提案しました。システム全体のデータ移行には、許容できないほどの時間が必要になりますが、一人一人のユーザのデータの移行は短時間で行うことができます。そのため、その処理を繰り返して行うことで、利用者一人当たりの停止時間を最小化することができました。

メールサーバのNFSメールスプールの入れ替え事例

OSSの特性を最大限に利用

メールデータの移行にあたっては、利用していたMTA(Postfix)とIMAPサーバ(dovecot2)の特性をフル活用しました。メールの配送やIMAPでのアクセスをユーザ毎に一時的に停止し、その間にメールデータをコピーしました。また、ユーザ管理に利用していたLDAPのデータを同時に制御することで、ほぼ無停止での移行を実現しました。

専用ツールを作成し確実に移行

移行にあたっては、デージーネット内で専用の移行ツールを作成しました。ツールは、社内環境で繰り返し検証を行って、確実な処理が行われることを確認しました。また、メールデータのフィンガープリントを作成して作業前と作業後を比較することで、移行が完全に行われていることを確認してから、サービスに戻すようにしました。

導入後の結果

アイコン女性

移行はほぼ無停止で行うことができ、利用者からのクレームもまったくありませんでした。利用者が気がつかない間に、移行ができました。

【共催セミナー】研修管理・運用の負担を軽減 学習管理システム(LMS)紹介セミナー

日程: 5月23日(木)Webセミナー「BigBlueButton」を使用します。
内容: 社内研修の課題を解決できる学習管理システム(LMS)について紹介します。
ご興味のあるかたはぜひご参加ください。

セミナー申込

メールサーバのNFSメールスプール入れ替えの関連ページ

メールシステム構築の事例一覧

デージーネットの構築サービスの流れ

デージーネットの構築サービス(Open Smart Design)では、OSSを安心して使っていただくために、独自の導入ステップを採用しています。詳しい情報は以下のリンクからご覧ください。


詳細情報ボタン

サービスの流れイメージ

様々な事例を集めたモデルプラン(費用例付き)をお送りしています。

代表的な事例を集めた「モデルプラン」をお送りしています。費用の例も記載しておりますので、価格感も知って頂ける資料となっております。
ご希望の方は、下記よりお申し込みください。


モデルプランをご希望の方

モデルプラン資料イメージ

各種費用についてのお問い合わせ

コンサルティング費用、設計費用、構築費用、運用費用、保守費用など、各種費用についてのお見積もりは以下のフォームよりお気軽にお問合せ下さい。


unboundやPowerDNSを使用したDNSサーバのモデルプランをご希望の方

全国対応イメージ

メールサーバのNFSメールスプール入れ替えの先頭へ