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containerdとは

containerdとは、OCI Runtime Specificationに基づいて作られたKubernetesやDockerの高レベルなランタイムで、オープンソースソフトウェアとして公開されています。containerdには、ctrコマンドが付属しており、コンテナのダウンロードや実行などを行うことができます。

コンテナの標準化とcontainerdの歴史

containerdは、標準化の流れの中で、Dockerから派生したソフトウェアです。コンテナ型仮想化の標準化は、2015年に、Docker、CoreOS、マイクロソフト、RedHat、VMWareなどが、オープンコンテナイニシアティブ(OCI)を発足したことで始まりました。

2016年には、Kubernetesとコンテナランタイムが通信するための仕様としてCRI(Container Runtime Interface)が規定されています。

2017年に、オープンコンテナイニシアティブ(OCI)が次の2つの仕様を作成しました。

  • コンテナのランタイムに関する仕様(Open Container Initiative Runtime Specification)
  • コンテナイメージフォーマットに関する仕様(Open Container Initiative Image Format Specification)

Dockerは、この仕様にしたがって図のようないくつかの要素に分割されました。

従来のDockerとKubernetesの関係

【従来のDockerとKubernetesの関係】

分割されたDockerとKubernetesの関係

【分割されたDockerとKubernetesの関係】

Docker社は、Dockerのコンテナ管理機能を分離して、CNCF(Cloud Native Computing Foundation)に寄贈しました。CNCFは、そのコードをまとめて、2018年にcontainerdとして公開しました。そのため、Dockerは、標準ではcontainerdを利用して動作するようになっています。

containerdのアーキテクチャ

containerdには、管理用のコマンドとしてctrコマンドが付属しています。ctrコマンドは、ほぼdockerコマンドのサブセットとなっています。containerdは、CNCFのGraduated(卒業した)プロジェクトに位置づけられています。

containerdのアーキテクチャ

高レベルのランタイムとしては、他にCRI-Oやrktなどがあります。

【カテゴリ】:システム管理  仮想化  オープンソースソフトウェア  

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