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rktとは

rktとは、コンテナ型仮想化で使われる技術の1つで、Kubernetesとコンテナランタイムが通信するための仕様として規定されているCRI(Container Runtime Interface)と、OCI Runtime Specificationに基づいて作られたKubernetesやDockerの高レベルなランタイムです。CNCF(Cloud Native Computing Foundation)で開発が行われ、オープンソースソフトウェアとして公開されています。

コンテナ・アーキテクチャ

コンテナ型仮想化は、OCI Runtime Specification、OCI Image Format Specification、CRI(Container Runtime Interface)などの規定によって、アーキテクチャーが標準化されています。図は、そのアーキテクチャを示したものです。

分割されたDockerとKubernetesの関係

rktは、このアーキテクチャに完全には準拠しておらず、高レベルのランタイムと低レベルのランタイムの両方の機能を担います。

rktの特徴とアーキテクチャ

コンテナ・ランタイムとしては、Dockerのコードから分離して作られたcontainerdが知られています。containerdも同じCNCFが開発を進めていて、CNCFのGraduated(卒業)プロジェクトとなっています。

rktは、CoreOS社が開発したコンテナ・ランタイムで、2017年3月にCNCFにコードが寄贈されました。rktは、CNCFのIncubatingプロジェクトに位置づけられています。

rktには、次のような特徴があります。

  • Dockerだけでなく、CoreOSコンテナにも対応しています。

  • rktは、高レベルのランタイムと低レベルのランタイムに分離されておらず、両方の役割を担います。

  • 非常にシンプルな構成で効率良く動作します。

  • コンテナではなく、Pod(複数のコンテナをまとめたもの)を実行単位として扱います。

rkt-arch

【カテゴリ】:システム管理  仮想化  オープンソースソフトウェア  

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