Mailmanでは、コマンドラインとWEB画面の両方で、メーリングリスト管理を行うことができます。ここでは、Mailman 2でのコマンドラインを使ってメーリングリスト管理を行う方法を説明します。
メーリングリストの管理は、newlist、rmlist、list_listsなどのコマンドで行います。
メーリングリストの作成を行う方法は、インストール時にサイト管理者用のメーリングリストを作成した方法と同じです。newlistコマンドの引数に、メーリングリスト名を指定して実行します。
# /usr/lib/mailman/bin/newlist infosys ⏎
リスト管理者のメールアドレスを入力してください: admin@designet.jp ⏎
infosys の初期パスワード: ******** ⏎
Enter を押して infosys の管理者にメール通知する...
メーリングリストを削除する場合には、rmlistコマンドを使います。
# /usr/lib/mailman/bin/rmlist infosys ⏎
保存書庫は削除しません. 削除するには -a をつけてもう一度
infosys を削除中
画面の指示にあるように、/etc/aliasesから該当の設定を削除して、newaliasコマンドを実行します。
設定されているメーリングリストの一覧を取得するには、list_listsコマンドを使います。
# /usr/lib/mailman/bin/list_lists ⏎
2 適合するメーリングリストがありました:
Infosys - [説明無し]
Mailman - [説明無し]
メーリングリストのサブジェクトに設定される文字列など、各メーリングリストの属性を変更するには、config_listコマンドを使います。まず、次のように-oオプションにファイル名を指定して、設定内容を出力します。
# /usr/lib/mailman/bin/config_list -o /tmp/infosys infosys ⏎
出力されたファイルを変更します。例えば、サブジェクトに設定される文字列を変更する場合には、subjet_prefixという設定を変更します。
subject_prefix = '[Infosys %d] '
これは、サブジェクトにメールの通し番号をつける設定です。ファイルを修正したら、設定をインポートします。
# /usr/lib/mailman/bin/config_list -i /tmp/infosys infosys ⏎
作成したメーリングリストのメンバーの管理は、add_members、remove_members、list_membersコマンドで行います。
メーリングリストにメンバーを登録するには、まず登録するメールアドレスのリストを作成します。
例）/tmp/addresslist
user01@designet.jp
user02@designet.jp
add_membersコマンドを使います。次のように、追加したいメーリングリスト名とメールアドレスリストのファイルを指定します。
# /usr/lib/mailman/bin/add_members -r /tmp/addresslist infosys ⏎
Subscribed: user01@designet.jp
Subscribed: user02@designet.jp
メーリングリストに登録されているメンバーを表示するには、list_membersコマンドを使います。
# /usr/lib/mailman/bin/list_members infosys ⏎
user01@designet.jp
user02@designet.jp
メーリングリストに登録されているメンバーを削除するには、remove_membersコマンドを使います。引数に、メーリングリスト名と削除したいメールアドレスを指定します。
# /usr/lib/mailman/bin/remove_members infosys user01@designet.jp ⏎
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