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CMDB(構成管理データベース)を構築するおすすめOSS 7選

ITシステムの複雑化に伴い、サーバやネットワーク機器、ハードウェア、IPアドレス、IT資産などの構成情報を正確に管理する重要性が高まっています。こうした情報を一元管理する仕組みがCMDB(構成管理データベース)です。本記事では、OSSを活用してCMDBを構築するメリットや、CMDBの中核となるNetBoxをはじめ、phpIPAM、Snipe-IT、Pleasanter、Keycloak、Graylog、OpenObserveといった関連OSSの役割と活用方法について解説します。

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目次

CMDBとは

CMDBイメージ画面

CMDB(Configuration Management Database)とは、企業のITシステムを構成するサーバ、ネットワーク機器、IPアドレス、ソフトウェア、ハードウェアなどの構成情報を一元管理するためのデータベースです。CMDBでは、これらの構成要素をCI(Configuration Item:構成アイテム)として管理し、それぞれの属性や関係を記録します。構成要素同士の関係を明確にすることで、システム全体の構成を理解しやすくなり、障害やインシデントが発生した際にも、影響を受ける可能性がある機器やサービスを迅速に特定できます。

また、構成情報を最新の状態に維持することで、変更管理や問題管理などの運用プロセスにも役立ちます。このようにCMDBは、ITシステムの安定した運用を支えるための重要な基盤です。

OSSでCMDBを構築するメリット

OSSでCMDBを構築するメリットは以下です。

OSSのためライセンス費用を抑えられる

OSS(オープンソースソフトウェア)とは、プログラムのソースコードが一般に公開されており、無償で利用できるソフトウェア です。ライセンス費用がかからないため、コストを抑えたCMDBを構築することができます。管理対象が増加しても、追加費用はかからず、将来的なシステムの拡張にも対応することができます。

カスタマイズしやすい

ソフトウェアのソースコードが公開されているため、自社のニーズに応じてシステムをカスタマイズすることができます。商用製品・クラウド製品では、一般的に標準機能や設定範囲があらかじめ定義されていることが多いですが、OSSでCMDBを構築することで、管理項目の追加・画面変更、外部システムとの連携などに対応できます。また、部門ごとに異なる管理項目や独自のワークフローを反映するなど、自社の運用に合わせてシステムを最適化できます。

API連携が豊富

OSSの多くはAPIを提供しているため、他のシステムと連携することができます。認証基盤や監視システム、ログ管理ツール等と連携させることにより、各ツールの構成情報を自動で登録・更新できます。これにより、担当者による手動での入力作業を削減するとともに、CMDB内の情報を最新の状態に保ちやすくなります。また、複数のシステムに分散していた情報を一元化することで、運用業務の効率化・自動化にもつながります。

ベンダーロックインがない

OSSで構築したCMDBは、ベンダーの製品やライセンス体系に依存することがないため、将来的なシステム変更・機能追加にも柔軟に対応できます。ベンダーのサポート終了のリスクや価格改定の影響を受けにくく、自社専用の最適な製品やサービスを選択することができます。そのため、技術的・運用的にも自由度が高く、将来的なシステムの拡張や刷新にも対応しやすいため、長期運用において大きなメリットです。

CMDB構築で利用できるOSS

ここでは、CMDB構築で利用できるおすすめなOSSを紹介します。

NetBox

NetBoxイメージ画面

NetBoxとは、IPアドレス管理(IPAM)やデータセンター管理(DCIM)の機能を兼ね備えたOSSのネットワーク管理支援ソフトウェアです。NetBoxは、CMDB(構成管理データベース)の中核となり、CMDBに求められる構成情報の管理、機器やネットワークなどの構成要素同士の関係性のマッピング、変更履歴の記録を支援します。これにより、障害やインシデントが発生した際の影響範囲を迅速に把握でき、障害対応や運用自動化の効率向上に役立ちます。

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phpIPAM

phpIPAM画像

phpIPAMとは、IPアドレス管理を効率的に行うためのツールです。サーバーやネットワーク機器が増えると、IPアドレスの重複や未使用アドレスの把握漏れなどが発生しやすくなります。phpIPAMを活用することで、IPアドレスの割り当て状況やサブネット構成を一元管理でき、ネットワーク運用の効率化と構成情報の正確性向上につながります。

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Snipe-IT

Snipe-IT管理画面

Snipe-ITとは、WEBインタフェース上で資産を管理するためのオープンソースソフトウェアです。CMDBにおいては、構成情報の中でもIT資産管理(ITAM)の領域を担います。機器の所有者・設置場所、購入日、保守期限、ライセンス情報などを一元管理できるため、資産の現在のステータスを把握しやすくなります。また、購入から利用、保守、廃棄までのライフサイクルを継続して記録することで、IT資産の適切な管理を支援します。

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Pleasanter

Pleasanterログインイメージ

Pleasanterとは、ノーコード・ローコードで データベース型の業務アプリケーションを作成することができるオープンソースソフトウェアです。組織の運用要件に合わせて独自のCMDBやIT資産管理システムを構築するための基盤として活用することができます。 Pleasanterでは管理したい情報に合わせてテーブルや画面を自由に設計できます。そのため、部門ごとに異なる管理項目を設定したり、自社のニーズに応じたワークフローを構築したりすることが可能です。既存の管理プロセスを反映した独自のCMDBを構築したい場合に適しています。

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CMDB構築で便利なOSS

ここではCMDBを構築する上で、便利なOSSを紹介します。

Keycloak

Keycloakログイン画面

Keycloakとは、様々なアプリケーションやサービスへのサインインを一度で行うことができるオープンソースソフトウェアです。CMDBには企業のITシステムに関する重要な情報が集約されるため、適切なアクセスコントロールが不可欠です。Keycloakを導入することで、ユーザアカウントや権限を一元管理できるほか、LDAPやActive Directoryとの連携による認証統合も実現できます。ユーザや役割に応じたアクセス管理を行うことで、組織のセキュリティポリシーに基づいたCMDBの運用を支援できます。

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Graylog

Graylogイメージ

Graylogとは、GUIからログサーバの管理やログの参照、検査、可視化などを行うことができる統合ログ管理ソフトウェアです。CMDBを構築する際には、構成情報と運用情報を結び付けるための基盤として活用できます。 Graylogを利用することで、サーバやネットワーク機器から収集したログを一元管理し、障害発生時の原因調査の追跡やセキュリティインシデントの分析を効率化できます。また、ログを継続して記録・検索できる環境を整えることで、過去のイベントを確認したり、監査に必要な情報を探したりする際にも役立ちます。

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OpenObserve

OpenObserveインターフェース

OpenObserveとは、Zinc labsによって提供されているログの全文検索エンジンとフロントエンドUIを兼ね備えたログ管理ソフトウェアです。CMDBを構築する際には、構成情報と運用情報を結び付け、システム全体の状態を把握するための基盤として活用できます。OpenObserveを利用することで、ログだけでなくメトリクスや分散トレースも一元的に管理できるため、システムのパフォーマンスやイベントを継続的にトラッキングし、障害の検知や原因分析を効率的に行えます。

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まとめ

CMDBは、サーバやネットワーク機器、IPアドレス、IT資産などの構成情報を一元管理し、それぞれの構成要素や関係を明確にするための重要な基盤です。最新の構成情報を維持することで、日常的な運用だけでなく、インシデント対応や問題管理、変更管理などのプロセスを効率化できます。

OSSを活用すれば、ライセンスコストを抑えながら、自社のニーズに応じた柔軟なCMDB環境を構築できます。また、APIを使用した既存システムとの連携によって手動作業を削減し、構成情報の更新を自動化することも可能です。CMDBを継続的に活用するためには、管理する情報や目的を明確にした上で、自社の運用に適したソリューションを検討することが重要です。

デージーネットの取り組み

デージーネットでは、CMDBを構築するために使えるさまざまなOSSを各種扱っており、お客様のご要望や用途に合わせた最適なシステムをご提案可能です。また、弊社でシステムを構築したお客様には、導入後支援として「Open Smart Assistance」という保守サービスも提供しています。保守サービスの内容として、OSSやソフトウェアの利用方法に関するQ&Aの受け付け、障害発生時の調査、ソフトウェアの脆弱性などのセキュリティ情報の提供等を行っています。

CMDB (構成管理データベース)関連情報

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OSS情報(NetBox)

OSSのIPアドレス管理ツール〜phpIPAM〜

IPアドレス管理のOSSであるphpIPAMを紹介します。ネットワークを安全に運用するためには、適切にIPアドレスを管理する必要があります。phpIPAMを活用することで、効率よくIPアドレスを管理できるようになります。

OSS情報(phpIPAM)

Snipe-IT〜資産管理のOSS〜

事例(Snipe-IT)

Snipe-ITとは、PCやプリンター、ソフトウェアなどのIT資産をはじめ、オフィス用品やPCの内部情報も一元管理できる資産管理システムです。Snipe-ITを利用することで、「社内にどれだけの資産があるのか管理できていない」、「ライセンスの更新時期がわからない」といった資産管理の課題を解決することができます。

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OSS情報(プリザンター)

プリザンターとは、ローコードでWeb-DB型のアプリケーションを作成することのできるOSSです。ここでは、プリザンターの機能や活用例をご紹介します。

Keycloak〜IdP・シングルサインオンを実現する注目のOSS〜

Keycloak

Keycloakは、様々なアプリケーションやサービスへのサインインを一度で行うことができるオープンソースソフトウェアです。OpenID ConnectやSAMLなどのシングルサインオンのプロトコルに対応し、IdPとして利用することができます。

Graylog〜ログ管理の課題を解決するOSS〜

OSS情報(graylog)

Graylogとは、GUIからログサーバの管理やログの参照、検査、可視化などを行うことができる統合ログ管理ソフトウェアです。ログ以外の各種の情報も蓄積してグラフ化したり、監視を行うこともできます。そのため、大量のデバイスを扱うIoTの分野でも活用されています。

OpenObserve〜オブザーバビリティのログ管理ソフト〜

OSS情報(OpenObserve)

OpenObserveは、ログの全文検索エンジンとフロントエンドUIを兼ね備えたオブザーバビリティツールです。高い圧縮率でデータを保存でき、ストレージ効率が良いため、大量の証跡を保管する必要がある場合に適しています。

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