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OSSアプライアンスサーバ［DMARCレポート可視化ツール］

DMARCレポートは、XML形式で出力されるため、内容を理解するためには専門的な技術や知識が必要です。また、大規模なメールサーバの場合、解析に時間も手間もかかります。そこで、DMARCレポートの解析ツールparsedmarcを使用することで、結果の解析や可視化を効率よく行うことができるようになります。デージーネットでは、このparsedmarcをBIツールと連携させて、DMARCレポート可視化ツールのアプライアンスサーバとして提供しています。

DMARCレポート可視化イメージ

可視化ツール導入のメリット

DMARCレポートの解析

Google社やYahoo!社が公式のサイトで公開している「メール送信者ガイドライン」が2024年2月から適応となりました。このセキュリティポリシーに対応するためGmailやYahoo!メールユーザに大量にメールを送付する企業では、SPF/DKIM/DMARCなどの送信ドメイン認証の設定を行っています。その中でもDMARCの設定は、DMARCレコードをDNSサーバに登録するだけなので比較的簡単に行うことができます。

しかし、多くの企業では、DMARC検査をした後の設定として、そのメールを「そのまま受信する(none)」という設定のまま運用しています。その設定では、DMARC検査のチェックを行った後のメールもそのまま受信されてしまうため、DMARC設定を行っている意味がありません。それ以外の設定である「認証失敗時は不審、危険なメールとして区別する(quarantine)」や 「認証失敗時は受信を拒否する(reject)」の設定を有効にするためには、DMARCレポートから現在の状況を把握し、どういった処理をするべきか判断する必要があります。

このDMARCレポートを解析することで、なりすましの有無の確認やなりすましの特定をすることができますが、DMARCレポートはXML形式で作られており非常に分析しにくく、結果を詳しく理解し活用するためには専門的な知識が必要です。

DMARCレポート可視化ツールを利用することで、XML形式のDMARCレポートや、レポートが添付されたメールを解析して、他のシステムと連携することができます。

BIツールと連携してレポートを可視化

parsedmarcで取得したデータは、BIツールと連携することで簡単に可視化することが可能です。parsedmarcからOpenSearchやElaticsearchにデータを保管し、OSSのBIツールGrafanaを使って画面上にグラフや表として結果を可視化できます。送信者ドメイン認証が正しく送付されているか、なりすましメールが送られていないかなどを、グラフや表による表示から確認することができます。parsedmarcのソースコードには、Gafanaのダッシュボードをエクスポートしたjsonファイルが存在します。このjsonファイルは、古いGrafanaを元に作られたものであるため、そのまま利用することはできませんが、「DMARCレポート可視化ツール」は、この細部の修正を行い可視化しています。

CSVやJSON形式などへのデータ出力

parsedmarc取得データは、その他にCSVやJSON形式などに変換して他のシステムで利用することも可能です。

DMARCの詳細や、DMARCレポートから取得できる情報などは下記のページにてまとめて解説しています。

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OSSアプライアンスサーバ［DMARCレポート可視化ツール］の詳細

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