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構築事例:Cactiによる運用監視サーバ

Open Smart Design

運用管理のために、ネットワーク機器の負荷や利用状況を可視化して管理できるよう、Cactiを利用した監視サーバを提案しました。これまでお客様がCactiを導入されており、同様に運用できるようにCactiを利用しました。さらにCactiのsyslogプラグインを導入することでログ管理が容易になることから、syslogサーバとCactiを同居させるシステムとしました。

導入企業業種
通信業(愛知県)
ユーザー規模
4000ユーザ(対象機器:200台)
利用OS
Linux(CentOS6)
導入月
2014年1月頃
お客様が悩まれていた課題
既存のCactiサーバが老朽化している
Cactiの新しいバージョンの運用に不安がある
仮想サーバに監視を導入した経験がない

デージーネットが提案した「Cactiによる運用監視サーバ」

解決ポイント

Cactiが監視する対象から取得できる情報を徹底的に調査

仮想サーバ(VMware ESXi)のCactiによる監視方法を徹底的に調査

標準的なCactiの監視テンプレートに含まれないVMware ESXi(以下ESXi)を監視したいとの御要望がありました。そのため、Cacti導入前には、VMware社が公開している情報やNetSNMP付属のツールを利用して、ESXiから取得できる情報を調査しました。必要に応じて、複数の情報をもとにお客様の希望するデータのグラフをCactiで作成するための加工なども行いました。

Cactiを利用した運用監視サーバ

グラフ作成のための運用手順書を提供

Cactiによる監視対象は社内システムを部分的に更新するたびに増減します。運用上そのすべてを外部委託するとコストが増加します。そのため、典型的な監視対象のグラフを作成するための運用手順書のみを提供し、実際のグラフ作成はお客様自身で行っていただくようにしました。

Cactiにsyslogプラグインを導入しログ管理機能を追加

Cactiサーバにsyslogサーバを同居させました。Cactiで利用できるsyslogプラグインを導入してログの検索、解析を容易に行えるようにしました。ネットワーク機器の種類によっては非常に多くのログを出力するものもあります。そのため、通常の運用で解析する種類のログに絞ってCactiと連携させることで監視サーバのパフォーマンス向上を図りました。

導入後の結果

Cactiサーバを一新し、仮想サーバを監視することができました。当初、Cactiの新しいバージョンでの運用を不安に感じられていました。しかし、Cacti導入直後から、お客様自身の手で監視対象のグラフを次々と作成するなど、すぐに活用していただくことができました。



利用OSS

Cactiとは

Cactiとは、ネットワーク監視、グラフ生成のソフトウェアです。Catiをインストールし導入することで、サーバのネットワークトラフィック、CPU使用率、空きメモリ量、ディスク使用率などを監視し、グラフ化することができます。また、Cacti のプラグインをインストールすることで機能拡張も可能です。

CactiはraXnetにより開発され、オープンソースソフトウェアとして公開されています。OSSなので、誰でもインストールし利用することが可能です。

Cactiの特徴

  • 統計情報のグラフ化

    Cactiはネットワーク機器からSNMPプロトコルで統計情報を取得しグラフ化できます。

  • Cactiはウェブインタフェースを通して設定変更が可能です。
    CactiはMRTGの代替ツールで、MRTGがテキストファイルで設定やデータ管理するのに対し、Cactiはデータの保存にRRDToolを使用しています。Cactiでは、WEBインタフェースから設定変更ができます。

  • Cactiはツリー構造での管理が可能です。

    Cactiにより作成されるたくさんのグラフをネットワーク機器の機種や用途などで分類し、ツリー構造で管理することができます。

  • Cactiではユーザによって権限を設定する事ができます。

    例えば、Cacti監視サーバの管理者ユーザには設定変更などすべての権限を持たせ、Cacti一般ユーザーはグラフを見る権限のみ与えるといった設定ができます。

  • 多様なCactiのプラグイン

    Cactiには様々なプラグインがリリースされています。それにより、Cacti機能の拡張を行うことができます。

デージーネットとCacti

デージーネットでは、Cactiを使った監視サーバの構築サービスを実施しています。Cactiの他にもOSSの監視ソフトウェアとして、Zabbix、Nagiosなどのソフトウェアも扱っています。CactiはSNMPを使用し、監視ターゲットの統計情報を取得しグラフ化することができます。そのため、特に、MRTGからの移行、リソース監視、グラフの作成などの機能が重要視される場合には、Cactiを推奨しています。

デージーネットのCactiカスタマイズ

  • Cactiサーバの冗長化

    Cactiサーバを冗長化し、ハードウェア障害があったときにも監視が継続できるような構成をとることができます。非常に重要なシステムを監視する場合にCactiサーバ冗長化を推奨しています。

  • Cactiのプラグインを利用した閾値監視/メール通知機能

    プラグインを導入し機能拡張を行っています。例えば、ネットワーク機器の統計情報が閾値を超えた場合に管理者へメール通知する機能を追加することができます。

  • 大規模なシステムに対応 Cacti分散構成

    通常、1台のCactiサーバで監視できる監視対象の数は数百台程度です。それ以上の対象を監視する場合には、情報収集を行うpollerを高速なものに置き換えるなどの対処を行っています。また、さらに大規模な場合や監視対象のロケーションが複数に分かれている場合には、Cactiを分散構成にします。Cactiの分散構成では、pollerのみをCacti本体とは別に配置します。pollerを増やすことで、Cactiのシステム全体で監視できる対象を増やすことができます。

  • Cactiの保守

    残念ながら、Cactiでは商用サポートが利用できません。しかし、デージーネットでは、導入後の支援としてOpen Smart Assistanceを提供しています。Open Smart Assitanceは、障害が発生した時に、リモートから障害原因の解析サービスを受けることができるサービスです。バグなどがあった場合には、デージーネットがコミュニティーに連絡し、対応を促しています。
    また、Open Smart Assitanceのクーポンサービスを活用し、新たな監視対象を追加する方法の問い合わせなどにも対応しています。

    Cactiのインストールと設定方法

    • Cactiをインストール

      CactiはRPMforgeリポジトリを導入することで、yumを使ってインストールすることができます。また、Cacti公式サイトからパッケージをダウンロードしてインストールすることもできます。

    • テンプレートの設定

      Cactiのテンプレートを利用すると、設定手順を簡略化し、効率的に監視を行うことができます。

    • Cactiの設定インポート/エクスポート

      CactiのテンプレートはWEBインタフェースから、インポート/エクスポートすることができます。

    • Cactiの日本語化

      Cactiを日本語対応するには、日本語化ファイルをダウンロードし、Cactiをインストールした環境に上書きする方法があります。

      Cactiに関するご参考資料

監視サーバ構築の事例一覧

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