システム構築

構築事例:NetBoxを活用した構成管理システム

Open Smart Design

今回は、金融機関向けにDCIMツールのNetBoxを導入した事例を紹介します。お客様はそれまで、IPアドレスやネットワークの回線情報、ラックやポートの構成情報のデータをExcelで管理していましたが、対象の機器が増加し管理が煩雑となっていました。OSSのDCIMツールNetBoxを導入したことで、管理業務の効率化、属人化防止、障害対応時の迅速化を実現しました。

お客様が悩まれていた課題
1,000台以上の機器を管理しており、表計算ソフトでの管理は限界を迎えていた
ネットワーク状態、ラックの状態や配線状態が可視化されていない
機器情報の更新が属人化している
+導入企業プロフィール
導入企業業種

金融

都道府県

岡山県

ユーザー規模

従業員数約3,000名 Netbox利用者は特定部門の5名程度

利用OS

AlmaLinux 9

導入月

2026年4月

デージーネットが提案した「NetBoxを活用した構成管理システム」

アイコン男性

解決ポイント

NetBoxの導入でExcelによる台帳管理から脱却!

お客様は、1,000台以上ある組織内のネットワーク関連機器をExcelを使って管理していました。しかし、担当者ごとに管理ファイルが分散してしまう、最新情報への更新漏れが発生する、IPアドレスや接続構成の整合性確認に時間がかかるなどの課題があり、管理の負担が大きくなっていました。

また、Excelでの管理は組織内での情報共有もしにくく、機器の構成情報は特定の担当者しか把握できていない状態でした。そのため棚卸作業に多くの時間を要したり、担当者の異動や引き継ぎ時に情報の抜け漏れが発生してしまう点が課題となっていました。さらに万が一障害が発生した際、正しい構成情報をすぐに参照できないといったリスクもありました。

そこでデージーネットでは、機器やIPアドレス等を一元管理できる「NetBox」の導入をご提案しました。

NetBoxとは

NetBox利用イメージ

NetBox利用イメージ

NetBoxとは、データセンター/ネットワーク資産管理(DCIM)とIPアドレス管理(IPAM)とを一元化し、インフラ情報の「見える化」と運用の標準化・自動化を実現できるオープンソースソフトウェアです。機器の配置場所やラック・配線の管理と、IPアドレスの管理を両方行うことができます。さらに、プラグインによる機能拡張やAPI連携を活用することで自社の運用に合わせた使い方も可能です。今回はNetBoxを用いて、以下の情報をWebブラウザ上のユーザーインターフェースで一覧表示し、統合管理できるようにしました。

  • ネットワーク機器情報
  • サーバ情報
  • IPアドレス管理
  • VLAN情報
  • ケーブル接続情報
  • ラック搭載位置

プラグインを利用してネットワーク構成図を可視化

NetBoxには、機能を拡張させるための様々なプラグインも用意されています。今回は、「各拠点や各機器の回線の繋がりも管理したい」というお客様のご要望にお応えするため、ネットワーク構成をトポロジー図で作成・表示できるプラグインを追加しました。

プラグインを利用したトポロジー図作成

さらに、ラックに登録できるデバイスの空き容量の可視化、配線ミスの削減、機器を増設する際の負担軽減のため、ラック搭載情報と接続情報もNetBoxへ登録し、物理構成と論理構成を統一管理できるようにしました。

ラックの登録画面

導入にあたっての工夫

導入にあたって、次のような点を工夫しました。

マニュアルを作成して、運用定着の支援

導入後にNetBoxで機器を上手く管理するためには、継続的な情報更新が重要となります。そこで、機器登録など日常的に使用する操作を中心に画面付きの手順を作成し、分かりやすい操作マニュアルをご提供しました。これにより、担当者の属人化防止、操作ミスの抑制、新任担当者への教育にかかる負担軽減を実現しました。

バックアップの自動取得で運用リスク軽減

NetBoxサーバに対し、定期バックアップが自動で実行されるように設定を行いました。万が一誤操作や設定変更ミスが発生した場合でも、前日時点の状態へ復旧できるため、運用担当者が安心して情報を更新できる体制を支援しました。

導入後の結果

アイコン女性

NetBoxを導入したことで、機器情報やIPアドレスの管理を効率化しつつ、担当者ごとにバラバラだった管理方法を統一することができました。また、機器情報の他、実際の回線の繋がりやラック構成を素早く確認できるようになったことで、障害発生時や機器増設時の対応時間短縮にもつながっています。なおOSSを活用したことで、ライセンスコストを抑えながら拡張性の高いDCIM基盤を確立できた点も評価をいただいております。

【Webセミナー】ISC DHCPからKea DHCPへの移行と実践セミナー~ゼロトラスト時代のDHCP運用~

日程: 6月25日(木)Webセミナー「BigBlueButton」を使用します。
内容: 今回は、開発終了を迎えたISC DHCPを背景に、DHCP運用の見直しポイントや課題を踏まえながら、次世代DHCPサーバである「Kea DHCP」と、その運用を効率化する「Kea Keeper」をご紹介します。
ご興味のあるかたはぜひご参加ください。

セミナー申込

NetBoxを活用した構成管理システムの関連ページ

業務改善ツール構築の事例一覧

デージーネットの構築サービスの流れ

デージーネットの構築サービス(Open Smart Design)では、OSSを安心して使っていただくために、独自の導入ステップを採用しています。詳しい情報は以下のリンクからご覧ください。


詳細情報ボタン

サービスの流れイメージ

様々な事例を集めたモデルプラン(費用例付き)をお送りしています。

代表的な事例を集めた「モデルプラン」をお送りしています。費用の例も記載しておりますので、価格感も知って頂ける資料となっております。
ご希望の方は、下記よりお申し込みください。


モデルプランをご希望の方

モデルプラン資料イメージ

各種費用についてのお問い合わせ

コンサルティング費用、設計費用、構築費用、運用費用、保守費用など、各種費用についてのお見積もりは以下のフォームよりお気軽にお問合せ下さい。


unboundやPowerDNSを使用したDNSサーバのモデルプランをご希望の方

全国対応イメージ

NetBoxを活用した構成管理システムの先頭へ