構築事例：学習管理システムCanvas LMSを利用した社内研修システム

Open Smart Design

お客様は、社内研修を管理するシステムとして、学習管理システムのCanvas LMSの導入を検討していました。しかし、構築するための技術に不安を感じていました。また、お客様が現在利用しているAzure ADでユーザ管理を行いたいというご要望でした。

お客様が悩まれていた課題: 社内研修の管理が煩雑; システム化を検討しているが自社で構築するのは不安; アカウント管理の手間は抑えたい

+導入企業プロフィール: ★
導入企業業種

情報・通信

ユーザー規模

200名

利用OS

AlmaLinux 8

導入月

2022年12月

デージーネットが提案した「学習管理システムCanvas LMSを利用した社内研修システム」

アイコン男性

学習管理システムのCanvas LMSの構築を提案

お客様は、学習管理システムのOSSを探しており、Canvas LMSの導入を検討していました。しかし、自社で構築やその後の運用に不安を感じていたため、弊社での構築および保守を提案しました。

Canvas LMSとは、オープンソースソフトウェアの学習管理システム（LMS：Learning Management System）です。企業や学校での研修や授業で、教材配信や成績の管理を行うことができます。スケジュール管理や小テストなどの機能も揃えており、学習管理システムを導入することで、Web上での一元管理が可能になります。オープンソースのLMSではMoodleが有名でしたが、現在では、Canvas LMSの方が学習に必要な機能を集結しているため、世界中の多くの教育機関で採用され、日本の国内でもシェアを伸ばしています。

今回、データーベースサーバとアプリケーションサーバを別々のサーバで構築したいとのことでしたので、アプリケーションサーバのCanvas LMSは弊社で構築し、データーベースサーバはお客様側でご用意いただくこととしました。

Canvas LMSをシングルサインオンできるように対応

お客様は現在、社内のアカウント管理をAzure ADで行っていました。システムごとのID/パスワードでは、管理が煩雑になってしまうということで、Azure ADのID/パスワードでログインができるように、Canvas LMSにSAML認証の設定を行う提案をしました。

Canvas LMS構成イメージ

構築後の保守サポートを提供

構築後の運用については、弊社の保守サービスであるOpen Smart Assistanceを提案しました。弊社の保守サービスでは、Q&A、セキュリティ情報提供、障害調査、回避を行います。オープンソースソフトウェアの脆弱性についての情報も提供するため安心して利用することが可能です。

導入時の工夫

導入時には、以下の工夫を行いました。

データベースサーバを構築するための必要な情報を提供

データーベースサーバは、お客様側で用意していただくものでしたが、必要なデーターベースサーバのバージョンがわからないという問題がありました。そのため、事前にどのバージョンであればシステムが稼働するのか弊社で検証を行い、情報の提供を行いました。

実際の操作画面を提示してヒアリング

利用中のAzure ADとCanvas LMSをシングルサインオンで連携する際に、お客様が分かりやすくなるように、実際の操作画面のスクリーンショットを提示しながら情報のヒアリングを行いました。実際に画面を見せることで認識のずれを無くしスムーズなヒアリングを行うことができました。

導入後の結果

アイコン女性

社内研修用システムとして、ユーザの作成からコースの登録、管理までシステムで一元管理を行うことができるようになりました。現在利用しているAzure ADでログインできるため、管理者の手間をなくし、ユーザのログインもスムーズに行うことができるようになりました。

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