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Rocket.Chat〜オンプレ用のチャット〜
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Rocket.Chatのインストール
Rocket.Chatのインストール
ここでは、Rocket.ChatをCentOS7へインストールする方法について紹介します。
EPELリポジトリの追加
EPELリポジトリを追加し、パッケージのアップデートを実行します。
# yum -y install epel-release⏎
:
# yum -y update⏎
:
MongoDBリポジトリの追加
MongoDBリポジトリ定義ファイルを作成します。
[/etc/yum.repos.d/mongodb.repo]
[mongodb] name=MongoDB Repository
baseurl=http://downloads-distro.mongodb.org/repo/redhat/os/x86_64/
gpgcheck=0
enabled=1
依存パッケージのインストール
MongoDBと依存するパッケージをインストールします。
# yum install -y nodejs curl GraphicsMagick npm mongodb-org-server mongodborg gcc-c++ :⏎
npmコマンドを使用して、Node.jsの追加モジュールをインストールします。
# npm install -g inherits ⏎
/usr/bin/n -> /usr/lib/node_modules/n/bin/n
/usr/lib
├── inherits@2.0.3
└── n@2.1.8
Rocket.ChatはNode.js バージョン 4.5が必要としますので、Node.jsバージョン4.5をインストールします。
# n 4.5⏎
install : node-v4.5.0
mkdir : /usr/local/n/versions/node/4.5.0
fetch : https://nodejs.org/dist/v4.5.0/node-v4.5.0-linux-x64.tar.gz
######################################################################## 100.0%
installed : v4.5.0
Node.jsのバージョンを確認します。
# /usr/local/ bin/node -v⏎
v4.5.0
MongoDBの起動
自動起動の設定
MongoDBの自動起動の設定をします。
# systemctl enable mongod⏎
mongod.service is not a native service, redirecting to /sbin/chkconfig.
Executing /sbin/chkconfig mongod on
# systemctl is-enabled mongod⏎
mongod.service is not a native service, redirecting to /sbin/chkconfig.
Executing /sbin/chkconfig mongod --level=5
enabled
起動
MongoDBを起動します。
# systemctl start mongod⏎
# ps -ef | grep mongod
mongod 1446 1 2 07:54 ? 00:00:00 /usr/bin/mongod -f /etc/mongod.conf
root 1460 928 0 07:54 pts/0 00:00:00 grep --color=auto mongod
Rocket.Chatのインストール
Rocket.Chatをインストールします。(本例ではダウンロードしたパッケージを/tmp/rocket.chat-0.58.1.tgzに配置しています。)
# cd /opt
# tar zxvf /tmp/rocket.chat-0.58.1.tgz⏎
:
# mv bundle Rocket.Chat⏎
# cd Rocket.Chat/programs/server⏎
# npm install⏎
:
# cd ../..⏎
起動ユーザの作成
起動ユーザの作成を行います。
# groupadd -g 2000 rocketchat⏎
# useradd -u 2000 -g rocketchat -d /opt/Rocket.Chat -M rocketchat⏎
起動ファイルの作成
systemdからRocket.Chatを起動するための設定ファイルを作成します。
[/usr/lib/systemd/system/rocketchat@.service]
[Unit]
Description=The Rocket.Chat server
After=network.target remote-fs.target nss-lookup.target nginx.target mongod.target
[Service]
ExecStart=/usr/local/bin/node /opt/Rocket.Chat/main.js
StandardOutput=syslog
StandardError=syslog
SyslogIdentifier=rocketchat
User=rocketchat
EnvironmentFile=/etc/rocketchat/%i.conf
[Install]
WantedBy=multi-user.target
systemdのリロードを行います。
# systemctl daemon-reload⏎
設定ファイルの作成
設定ファイルの作成を行います。
[/etc/rocketchat/rocketchat.conf]
PORT=3000
ROOT_URL='http://rocketchat.designet.co.jp:3000/'
MONGO_URL='mongodb://127.0.0.1:27017/rocketchat'
MAIL_URL='smtp://127.0.0.1:25/'
自動起動の設定
自動起動の設定を行います。
# systemctl enable rocketchat@rocketchat.service⏎
Created symlink from
Created symlink from /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/rocketchat@rocketchat.service
to /usr/lib/systemd/system/rocketchat@.service.
# systemctl is-enabled rocketchat@rocketchat.service⏎
enabled
ファイルアップロード一時ディレクトリの作成
# mkdir /tmp/ufs⏎
# chown rocketchat:rocketchat /tmp/ufs⏎
起動
Rocket.Chatを起動します。
# systemctl start rocketchat@rocketchat.service⏎
# ps -ef | grep /usr/local/bin/node⏎
rocketc+ 9421 1 50 09:29 ? 00:00:12 /usr/local/bin/node
/opt/Rocket.Chat/main.js
root 9440 928 0 09:30 pts/0 00:00:00 grep --color=auto /usr/local/bin/node
管理ユーザの作成
ウェブブラウザからRocket.Chatに接続します。
http://{Rocket.Chatをインストールしたサーバ}:3000/
名前、メールアドレス、パスワードを入力して、「新しいアカウントを登録」を押します。
ユーザ名を入力して、「ユーザ名を使用」を押します。
この時、登録したメールアドレスにメールアドレス確認メールが届きます。メールに記載されているURLに接続すると、メールアドレスの確認が完了します。
[メールアドレス確認メール]
Hello,
To verify your account email, simply click the link below.
http://rocketchat.designet.co.jp:3000/#/verify-
email/AeSEbpHSuvFxPdVwRw7KQhzW_6ktL1bDKQK3PmgAhVY
Thanks.
デモのお申込み
もっと使い方が知りたい方へ
操作方法や操作性をデモにてご確認いただけます。使い方のイメージを把握したい、使えるか判断したい場合にご活用下さい。デモをご希望の方は、下記よりお申込みいただけます。
OSS情報「Rocket.Chat」
- Jitsiの録画機能
- JitsiはJibriというコンポーネントを利用して、Web会議の録画を行うことができます。ここでは、Jitsiの録画機能について紹介します。
- Rocket.Chatユーザマニュアル
- Rocket.Chatのマニュアルは英語表記です。そのため管理者にとっても一般ユーザにとっても難しいものになっています。ここでは、デージーネットが独自に作成した日本語ユーザマニュアルを紹介します。
- Rocket.Chat管理者マニュアル
- Rocket.Chatのマニュアルは英語表記です。そのため管理者にとっても一般ユーザにとっても難しいものになっています。ここでは、デージーネットが独自に作成した日本語管理者マニュアルを紹介します。
- Jitsi利用マニュアル
- ここでは、デージーネットで独自に作成したJitsiでWEB会議を行うための日本語利用マニュアルを紹介します。
「構築事例/情報の一覧」
社内の技術者が、気軽に社内の他の技術者や技術サポート部門に相談できるようにするために、OSSのビジネスチャットRocket.Chatを導入しました。ビジネスチャットシステムの導入によって、それまでのメールでの相談よりも、気軽に発信ができるようになりました。
海外のオフショア会社とのコミュニケーションがとるツールが欲しいとのことで、ビジネスチャットシステムのRocket.Chatを導入しました。そして文字でのチャットだけではなく音声通話やデスクトップ画面の共有も行いたいとのことで、ビデオ会議システムのJitsiの連携も提案しました。
新型コロナウィルス(COVID-19)感染症の流行に伴い、東京都知事より不要不急の外出の自粛要請が行われました。この要請に伴ってデージーネットの東京営業所に勤務する社員は、自宅からのテレワークに移行しました。テレワークを行うためにWeb会議システムであるJitsiを導入しました。
自治体様から、離れた部署の職員が集まって開催する会議や、新型コロナウィルス対策のため庁内の中で行う会議をWeb上で行いたいというご要望がありました。検討した結果、弊社では自治体向けのオープンソースのWeb会議システムであるJitsiを提案いたしました。
今回は、関西の市役所のお客様へWeb会議システムの「Jitsi」とチャットシステム「Rocket.chat」を連携させ導入しました。お客様は、既にWeb会議では別のツールを利用されていましたが、コストや運用面で新しいツールを検討されていました。
簡単に操作できるWeb会議システムで庁内で自由にWebで打ち合わせの開催を実現するために、名古屋市役所様へWeb会議システムのJitsiを導入しました。今回は名古屋市役所の担当者様に導入の背景や現在の利用状況について伺いました。
お客様自身でRocket.Chatのサーバを構築しましたが、Rocket.ChatサーバのCPU負荷が上がってしまい、接続ができない状況が時々発生していました。そのためデージーネットで改善提案とその手順を提示するためのコンサルを行いました。
Rocket.Chatのインストール方法や基本的な使用方法、メリットを調査した結果をまとめたものです。
Rocket.Chatでは、プライベートな独自環境にチャットシステムを構築できます。本書はRocket.Chatの外部連携について調査し、外部システムとどのような連携ができるのか検証を行った調査報告書です。
Jitsiはオープンソースのビデオ会議システムです。リモートワークなどで、離れた場所にいるメンバーとの会議などに活用できます。自組織専用のシステムを構築できるため、安心して使えるビデオ会議システムを提供することができます。本書は、Jitsiについて調査した内容をまとめたものです。
Mattermostとは、オープンソースソフトウェアのビジネスチャットツールです。社内でコミュニケーションをとるために1対1およびグループ間のメッセージ交換やワークフロー管理、プロジェクトのタスク管理を行うことができます。
在宅ワークやリモートワークは新たな働き方として注目を浴びています。テレワークを進めていく上で必要なツールというとチャットシステムや電子契約システム、Web会議システムと様々です。Web会議システムに至っては、たくさんのサービスが存在しています。ここでは、クラウドサービスとオンプレミスのWeb会議システムについて比較します。
働き方改革を促進するために、テレワーク環境の整備や生産性の向上などが求められています。ここではテレワークで使えるおすすめOSSについて紹介します。