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Cacti〜監視とグラフ生成のOSS〜
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Cactiの監視機能と特徴
Cactiの監視機能と特徴
Cactiは、サーバやネットワーク機器のネットワークトラフィック、CPU使用率、空きメモリ量、ディスク使用率などを監視し、グラフ化することができます。単なるMRTGの代替ツールと思われることも多いですが、非常に多くの機能を持っています。米国での監視サーバソフトウェアのシェアでは、Zabbixよりも上位となっており、非常に定評があり使いやすいソフトウェアです。
ここでは、Cactiの監視機能と特徴について詳しく解説します。
Cactiのグラフ機能
Cactiにはネットワーク機器からSNMPプロトコルで統計情報を取得しグラフ化する機能があります。LinuxサーバやWindowsも、SNMPエージェントを入れることで情報を取得することができます。
Cactiの設定変更インタフェース
Cactiの前身のMRTGでは、設定は専用のコマンドで出力されたファイルを元に、テキスト形式で行っていました。Cactiは、設定情報はMySQL(MariaDB)に保管し、設定はWebインタフェースから行います。
Cactiのデータ管理(RRDTool)
Cactiでは、MRTGと同様に、監視データの保存にはRRDという形式のファイルを採用しています。RRD(Round Robin Database)は、新しいデータを細かく見ることは多くても、古いデータを細かく見ることは少ないという経験則に基づいて考えられたデータ形式です。古いデータの保存粒度を自動的に粗くすることで、データを常に既定サイズ内に収めます。RRDを利用しているため、Cactiは非常にシンプルな作りになっています。そして、監視機器の数が増えても、非常に軽量に動作します。
Cactiで監視するデバイスの管理
Cactiでは、監視するデバイスもGUIで登録することができます。デバイス毎のSNMPの設定なども容易に行えます。
Cactiに監視登録したデバイスの状態は、一覧で確認することができます。
ツリー構造での管理
Cactiには、作成されるたくさんのグラフをネットワーク機器の機種や用途などで分類し、ツリー構造で管理する機能があります。
Cactiを使用するユーザと権限の設定
Cactiでは、ユーザを作成することができます。次は、作成したユーザの一覧画面です。
Cactiでは、ユーザには、それぞれに別々の役割を持たせることができます。例えば、Cacti監視サーバの管理者ユーザには設定変更などすべての権限を持たせ、Cacti一般ユーザーはグラフを見る権限のみ与えるといった設定ができます。
多様なCactiのプラグインによる機能拡張
Cactiには様々なプラグインがリリースされています。それにより、Cactiの機能拡張を行うことができます。ネットワーク機器の統計情報が閾値を超えた場合にCactiが自動的に管理者へメール通知するような監視機能を追加することもできます。
Cactiのテンプレート機能
Cactiでは、監視対象を登録する時には、登録してあるテンプレートを選択して使います。標準で用意され、Cactiに同梱されているテンプレートも多くあります。例えば、Linuxテンプレートを使えば、CPU、ロードアベレージ、メモリ、ディスク使用率などの情報を取得することができます。Windowsテンプレートも用意されています。その他、様々なネットワークデバイスやセキュリティ機器のテンプレートがCactiの公式サイトで公開されています。
Cactiのテンプレート機能は、自作することもできます。そのため、大量に同じような設定を行なう場合には、専用のテンプレートを作成することで、監視対象登録を効率よく行なうことができます。CactiのテンプレートはWEBインタフェースから、インポート/エクスポートすることもできます。
デモのお申込み
もっと使い方が知りたい方へ
Cactiの操作方法や操作性をデモにてご確認いただけます。使い方のイメージを把握したい、使えるか判断したい場合にご活用下さい。Cactiのデモをご希望の方は、下記よりお申込みいただけます。
OSS情報「Cacti」
- Cacti〜監視とグラフ生成のOSS〜
- Cactiとは、ネットワーク監視、グラフ生成のソフトウェアです。ここでは、Cactiの特徴やCactiに対するデージーネットの取り組みを紹介しています。
- Cactiの監視機能と特徴
- ここでは、Cactiの監視機能と特徴について詳しく解説します。また、プラグインによる機能拡張やテンプレート機能なども解説しています。
Cacti「構築事例/情報の一覧」
運用管理のために、ネットワーク機器の負荷や利用状況を可視化して管理できるよう、Cactiを利用した監視サーバを提案しました。これまでお客様がCactiを導入されており、同様に運用できるようにCactiを利用しました。さらにCactiのsyslogプラグインを導入することで機能拡張を行いました。
オープンソースの監視ソフトウェアCactiを使って、監視システムを構築しました。1500台以上のサーバに対して監視を行い、閾値監視、障害時のメール通知などを実現しました。
Cactiは、ネットワーク機器の監視を行い、その情報をグラフ化して表示するためのオープンソースソフトウェアです。本書は、Cactiを機能毎に分散することで、大規模システムの監視にも対応できる構成を調査した内容をまとめたものです。
Cactiはネットワーク監視、グラフ生成のソフトウェアです。raXnetにより開発され、オープンソースソフトウェアとして公開されています。本書はCacti 1.xの分散構成について調査した内容をまとめたものです。
監視サーバは、以前は製品を利用することが多い分野でしたが、最近ではオープンソースのソフトウェアの機能が向上し、オープンソースソフトウェアを使う場合も多くなりました。ここでは、OSSの監視サーバの選定ポイントを紹介し、いくつかの監視サーバソフトウェアの比較をしてみます。
Zabbixとは、サーバ、ネットワーク、アプリケーションを集中監視するための統合監視ソフトウェアです。OSSですので誰でもインストールし導入できます。Zabbixは、統合監視に必要な監視、障害検知、通知機能を備え、多数のプラットフォームに対応しています。そのため、Zabbixを導入することでシステム全体を監視することが可能です。
Icinga2は、Nagiosという監視ツールから派生して開発されたシステム監視のためのオープンソースソフトウェアです。Icinga2では、WEBインタフェースだけでなくコマンドラインでも監視の設定を行うことができ、大量の監視も行うことができます。Icinga2のWEBインタフェースはデージーネットで日本語対応を行っています。
監視システムの導入は、システムを正常に維持するために有効な手段となります。アラート機能は重要な役割を担っており、システム管理者に無駄なく、効率よく障害対応できるためのアラート管理の仕組みが必要になります。ここでは、オープンソースソフトウェアのアラート管理システムAlertmanagerを紹介します。
オープンソースの監視システムには、Zabbix、Icinga2、Cacti等がよく使用されていますが、Prometheusもオープンソースの監視システムの1つです。ここでは、監視システムのPrometheusについて紹介します。