構築事例：AVideoとActiveDirectoryを連携した社内動画配信システム

Open Smart Design

AVideoを利用して、社内向けの動画を管理するシステムを構築しました。社内のActiveDirectoryと連携して認証する機能を追加したことで、ユーザの追加・削除を簡単に行えるようにしました。

お客様が悩まれていた課題: 社内向けの動画ファイルが点在している; 利用人数が多く、ユーザの追加・削除を手動で行うのは手間がかかる; Linuxサーバの操作に不慣れなため、サーバ管理に不安がある

+導入企業プロフィール: ★
導入企業業種

製造業

都道府県

静岡県

ユーザー規模

約900人

利用OS

AlmaLinux 9

導入月

2025年4月

デージーネットが提案した「AVideoとActiveDirectoryを連携した社内動画配信システム」

アイコン男性

ActiveDirectoryと連携した動画配信システムを提案

お客様は、拠点間で社内用の動画を共有するため、動画配信システムの導入を検討していました。しかし利用人数が多いことから、管理者が行うアカウントの追加・削除などの手間はなるべく減らしたいとお考えでした。そこでデージーネットでは、社内ユーザを管理しているActiveDirectoryと、動画配信システムのAVideoを連携させた仕組みをご提案しました。

AVideoとは、OSSの動画配信システムです。Webブラウザを使用して、動画のアップロードや閲覧、共有、検索を行うことができます。オンプレミス環境にシステムを構築することもできるため、機密情報を含む動画も安心して管理・共有することができます。

今回は専用のプラグインを利用して、ActiveDirectoryと連携して認証できる機能を追加し、ユーザを一元管理できる仕組みにしました。

簡単にサーバ管理ができるCockpitも導入

Cockpitとは、Linuxサーバを管理するためのOSSのWebインタフェースです。通常、Linuxサーバのシステムの操作ログや負荷状態を確認するためにはコマンドラインでの操作が必要ですが、Cockpitを利用することで、コマンド操作不要でWebブラウザから簡単に管理することができます。

お客様はLinuxサーバの管理に不慣れだったことから、Cockpitを導入し、簡単にCPUやメモリの使用状況をグラフで可視化できるようにしました。

動画配信システム構成イメージ

導入にあたっての工夫

導入にあたって、以下を工夫しました。

社内利用でもセキュリティを万全に

動画配信システムは社内からのみ利用可能な場所にサーバが配置されていましたが、SELinuxを有効にすることで、Webサーバでもセキュリティを高める設計にしました。

AVideo運用のコツを回答

利用者が迷いなくAVideoを利用できるように、ログイン画面をシンプルにする設定や、人気の高い（視聴数の多い）動画を調べる方法など、便利な使い方をお客様へ伝えました。

導入後の結果

アイコン女性

AVideoを導入したことで、これまで点在していた動画ファイルをシステムから閲覧・検索できるようになり、全社的に動画の共有がしやすくなりました。また、ActiveDirectoryと連携し、管理者のユーザ管理の手間を削減することができました。さらにCockpitもあわせて導入したことで、Linuxの操作に慣れていない管理者も簡単にサーバのリソースを確認できるようになりました。

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